内容紹介
戦後へ続く酔中夢。批評と諧謔が人間の実相を抉り出す。戦中と戦後を隔つクレバスの闇底で、人という業に対峙し、軍隊という夢魔を撃つ詩精神の実弾。「胸底の洞(うろ)に處女のごとき含羞が隠れていて、生きることは業であるということを、これほどしんしんと悟らせる人も少ない。」(石牟礼道子・作家)。全3巻完結。
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目次
1
バカの系譜 書くということ 「地方という鏡」(渡辺京二著)のこと 詩と小説と バカと道連れの十八年 ふたつの戦争映画 ほか
2
一戦中派の昭和史 二分間弱の風景 思うこと 拗ね者の系譜 遅れ続ける悪夢 薩摩女考 ほか
3
どうなってるんだ もぐらのシッポ 少年の夏 ああはずかしや ほか
4
車椅子の旅
5
唐湊町猫小路三丁目 霊柩車は当分後ろを 烏瓜 ほか
6
ことばのひめくり
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バカの系譜 書くということ 「地方という鏡」(渡辺京二著)のこと 詩と小説と バカと道連れの十八年 ふたつの戦争映画 ほか
2
一戦中派の昭和史 二分間弱の風景 思うこと 拗ね者の系譜 遅れ続ける悪夢 薩摩女考 ほか
3
どうなってるんだ もぐらのシッポ 少年の夏 ああはずかしや ほか
4
車椅子の旅
5
唐湊町猫小路三丁目 霊柩車は当分後ろを 烏瓜 ほか
6
ことばのひめくり