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西洋中世写本を愉しむために

松田 隆美【著】

発行元:白水社

ジャンル: 人文

2026/07/15発売

¥ 3,900 (税別)

搬入日(取次): 

西洋中世写本を愉しむために 写本・初期印刷本の歴史と鑑賞

松田 隆美【著】

発行元:白水社

ジャンル: 人文

2026/07/15発売

¥ 3,900 (税別)

搬入日(取次): 

内容紹介

一冊でわかる、美しく奥深い世界への手引き

本書は、西洋中世の彩飾写本および初期印刷本を読者が自らの興味に沿って鑑賞する助けとして作られた手引きである。展覧会の作品説明にも登場する用語や見どころが実例とともに解説され、写本やそれを構成する要素、聖書や時禱書といった主要なジャンルの、地域ごと・時代ごとの特徴と変化もコンパクトに読めるようになっている。
扱うのはおもに、近代以前の書物文化の活況をよく反映している12世紀から16世紀半ばにかけて制作された本。活版印刷の黎明期も対象としたのは、少なくとも15世紀には印刷本であっても手書きで装飾されることが多く、円熟した写本技術との共同作業であり、一冊ごとに個性があったからである。
第一部では鑑賞に有益な書物史・美術史の基本的な知識を提供している。第二部では、鑑賞する際の注目点を具体的に解説する。写字生や彩飾画家が描いた挿絵やイニシャル、欄外装飾、書体など、印刷本なら活字書体のデザイン、そして印刷本の顔ともいえる扉。第三部では、鑑賞のデモンストレーションとして、著名な作品を選んで解説した。展覧会のギャラリー・トークに参加した気分で本のページを味わってほしい。
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目次

はじめに ――書物を鑑賞するということ

I 中世写本・初期印刷本の制作と歴史
1 羊皮紙から書物へ
2 彩飾写本の歴史
3 初期印刷本の世界
4 写本と印刷本の共存と競合
5 蒐集と零葉

II 鑑賞のポイント
文字と本のかたち
1 本のかたちとレイアウト
2 写本の書体
3 活字書体
4 余白
5 装丁
挿絵と装飾
6 写本の彩飾 ―― 挿絵
7 写本の彩飾 ―― イニシャル
8 余白/空白を埋める装飾 ―― ライン・フィラーとボーダー
9 印刷本の手描き装飾、イニシャル
10 印刷本の扉
11 色と色材
代表的なジャンル
12 聖書
13 時禱書
14 暦 ―― 月暦図の愉しみ

III ギャラリー・トーク 一冊の本を前にして
1 書体と来歴がひらく世界
「聖マルティヌス伝」写本断簡(セント・オールバンズ、十二世紀中葉)
2 カスタマイズされた彩飾写本が語りかけるもの
「ボープレの聖務日課聖歌集」(エノー地方、一二九〇年)
3 西洋初期印刷本の金字塔を味わう
「グーテンベルク聖書」(マインツ[ヨハン・グーテンベルク]、一四五五年頃印行)
4 挿絵を読むということ
ダヴィッド・オーベール翻案、シモン・マルミオン挿絵『騎士トンダルの幻視』(ヘント、一四七五年)
用語解説 
編者あとがき 

図版出典 
文献案内 
注 
執筆者紹介
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著者略歴

松田 隆美【著】

慶應義塾大学名誉教授。専門は中世英文学。著書に『ヴィジュアル・リーディング』(ありな書房)、『煉獄と地獄-ヨーロッパ中世文学と一般信徒の死生観』(ぷねうま舎)、『チョーサー カンタベリー物語』(慶應義塾大学出版会)ほか。

駒田 亜紀子【著】

実践女子大学美学美術史学科教授。専門は西洋中世美術史。編著に『国立西洋美術館所蔵 内藤コレクション写本カタログレゾネ』(国立西洋美術館/西洋美術振興財団)、『文字と絵の小宇宙 国立西洋美術館所蔵内藤コレクション写本リーフ作品選』(同)がある。

徳永 聡子【著】

慶應義塾大学文学部教授。専門は中世後期英文学、書物史。編著に『神・自然・人間の時間 ― 古代・中近世のときを見つめて』(慶應義塾大学出版会)、訳書にロッテ・ヘリンガ『初期イングランド印刷史 ― キャクストンと後継者たち』(雄松堂出版)ほか。

池田 真弓【著】

慶應義塾大学理工学部准教授。専門は西洋中世美術史、書物史。近著に‘The “Trier I” copy of the Gutenberg Bible and the Early Mainz Printing Shops’ (Gutenberg-Jahrbuch, vol. 100)、『国立西洋美術館所蔵内藤コレクション写本カタログレゾネ』(国立西洋美術館/西洋美術振興財団)(分担執筆)ほか。
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商品概要

発行元
白水社
発売日
2026/07/15
ページ数
294p
ISBN
978-4-560-02644-1
セット商品分売可否
単品分売不可
Cコード/ジャンルコード
0022
読者対象/成人指定
指定なし(デフォルト)

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