徳永直【著】
熊本県生まれ。尋常小学校卒業後、印刷所の見習工、米屋の丁稚などとして働き、1922 年に上京。約2 ヶ月におよぶ共同印刷争議に参加し、この経験を題材とした『太陽のない街』を発表、プロレタリア作家として注目を浴びる。戦時下には国家権力による弾圧に苦しみながらも、『光をかかぐる人々』などの秀作を刊行。戦後は『妻よねむれ』や『静かなる山々』を著すなど、戦前戦後を通じて粘り強く執筆活動を続けた。1958 年、胃癌により死去。
和田崇【編集】
九州大学比較社会文化研究院准教授。博士(文学)。著書『徳永直の創作と理論:プロレタリア文学における労働者作家の大衆性』(論創社、2023 年)、共編著『越境する革命:『吼えろ、中国!』と東アジアの左翼芸術運動』(森話社、2025 年)がある。