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つまらない中学をどう変えるか

片岡 洋子【著】

発行元:明石書店

ジャンル: 教育

2026/04/16発売

¥ 2,500 (税別)

搬入日(取次):基本的には注文受注日から営業日の翌々日に取次様へ搬入いたします。

つまらない中学をどう変えるか フランス発 フレネ教育が拓く子どもの未来

片岡 洋子【著】

発行元:明石書店

ジャンル: 教育

2026/04/16発売

¥ 2,500 (税別)

搬入日(取次):基本的には注文受注日から営業日の翌々日に取次様へ搬入いたします。

内容紹介

20世紀初頭に生まれたフレネ教育を、中等教育で初めて本格的に展開した南仏ラ・シオタの実験校CLEF。その背景にある教育危機と教師たちの挑戦を、5度にわたる現地調査をもとに描く。生徒の問いから授業を創る実践は、日本の中学・高校改革にも新たな視座を提示する。
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目次

 はじめに[片岡洋子]



第1部 中学校で初のフレネ教育への挑戦



第1章 フランスの伝統的な教育への挑戦――フレネ教育実験中学・高校[片岡洋子]

 1 フレネ教育とは何か

 2 フレネ教育実験中学・高校(CLEF)のスタート

 3 フランスの伝統的な教育への挑戦

 4 ジャン・ジョレス中学校のフレネクラス



第2章 CLEFの独特のカリキュラム――個別作業学習(TI)、アトリエ、協同会議[片岡洋子]

 1 CLEFにおけるフレネ教育カリキュラム

 2 個別作業学習(TI)

 3 アトリエ

 4 協同会議(Conseil de Coopé)



第3章 授業はどう行われているのか[片岡洋子]

 1 発表から始まり生徒によって進行する授業

 2 歴史・地理の授業



第4章 生徒一人ひとりが個性的に学ぶこと[片岡洋子]

 1 アトリエと教科

 2 フレネクラスでの修了試験対策

 3 教師は試行錯誤でフレネ教育の実践をつくる

 4 点数によらない評価と点数による評定

 5 研究発表

 6 公開で行われる学習成果発表会

 7 生徒が綴るフレネ教育

 8 教育的関係性に欠かせない 尊重と配慮、共感



第5章 中学での実践を可能にしたフレネ教育論[片岡洋子]

 1 フレネの「興味の複合」論

 2 子どもの経験を学問へとつなぐこと

 3 授業展開に見る興味の複合と教師の指導

 4 生徒の問いが授業をつくる

 5 興味を「問い」へ

 6 個人の学習履歴としてのカリキュラム

 おわりに



授業記録

 数学の授業(2014年9月25日)[瓦林亜希子訳]

 フランス語の授業(2013年3月18日)[辻由美訳]



第2部 フランスの中等教育の実践的試行



第6章 中等教育の新しい学校はなぜできたのか[ル・ルー清野ブレンダン]

 1 フレネ中等教育誕生前史

 2 中等教育制度改革によるフレネ教育への追い風

 3 あらためてCLEFとは何か

 4 CLEFの教育的アプローチ

 5 新しい試みへの教師の熱意と国側の対応

 6 CLEFに続く新たな試み――CCEF



第7章 ロンシャン中学校における実験的フレネ教育協同クラスの取り組み――教師の指導性とは何か[山田綾]

 1 「来年度は、実験的フレネ教育協同クラスの所属になります」と学校から説明されて……

 2 生活のなかでつくられる民主主義

 3 CCEFとして教育実践を進めるうえで考慮しなければならなかったこと

 4 求められる教師の指導性――生徒の発表作品づくりの過程における共同検討をつくる

 5 ロンシャン中学校・エレーヌの実践から何を学ぶのか



第8章 高等学校におけるフレネ教育実践への挑戦――CLEF・リュミエール高校フレネクラスでの「学ぶ喜び」と自由な自己表現を保障する教育[瓦林亜希子]

 1 リュミエール高校でのフレネクラスの実践

 2 公立の高等学校でフレネ教育を実践することへの批判と、そもそもフレネが公立学校で学習者主体の実践をすることをめざした理由

 3 フレネ教育が2013年以来の「あらゆる子どもたちの成功と安心・安全・満足(ビヤンヴェイヤンスの理念)をめざす教育改革」に与えた影響

 おわりに

 資料:リュミエール高校フレネクラスの自由テキスト作品の例



第3部 日本の教育の「いま」と「これから」



第9章 フレネ教育が照射する日本の教育[佐藤隆・片岡洋子]

 1 子どもと教師が「つまらない」と感じる学校のいま

 2 「教育は自由の空気のもとでこそ」からはじまった日本の教育のはずなのに

 3 「評価」に縛られる教育

 4 子どもと教師を客体化する教育改革

 5 似て非なる「個別最適な学びと協働的な学び」とフレネ教育

 6 オルタナティブな教育における評価



第10章 「どう見られるか」より「どうしたいか」を育て、励ます教育を[菅間正道・猩々紘怜]

 はじめに

 1 学校説明会における「高校3年生の言葉」から

 2 いま、日本の学校教育は――3Kと「評価問題」

 3 教育における評価はどうあるべきか――「励まし」「見通し」としての教育か、「値ぶみ」「おどし」としての教育か

 4 自由の森学園における評価と「自己評価表」

 5 自己操舵感を育む評価を



 あとがき[佐藤和夫]

 編著者紹介
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著者略歴

片岡 洋子【著】

1955年生まれ。東京都立大学人文科学研究科博士課程教育学専攻単位取得。千葉大学教育学部講師、助教授、教授、放送大学千葉学習センター所長を経て現在、千葉大学名誉教授、教育科学研究会委員長、日本生活指導学会代表理事。専門は教育学、生活綴方教育、人権教育とジェンダー。

[主な著書]

『子どもの生活世界と子ども理解』(共編著、かもがわ出版、2012年)

『教育をつくる――民主主義の可能性』(共編著、旬報社、2015年)

『石田和男教育著作集第1巻 生活綴方教育の出発』(共編著、花伝社、2017年)

『子どもの本から世界をみる――子どもとおとなのブックガイド88』(共著、かもがわ出版、2020年)

『学校の「男性性」を問う――教室の「あたりまえ」をほぐす理論と実践』(共著、旬報社、2025年)

佐藤 和夫【著】

1948年生まれ。東京大学人文科学研究科博士課程単位取得。東京大学助手、千葉大学助教授、教授を経て現在、千葉大学名誉教授。専攻は、哲学、ジェンダー論、異文化コミュニケーション論。

[主な著書]

『仕事のくだらなさとの戦い』(大月書店、2005年)

『〈政治〉の危機とアーレント――『人間の条件』と全体主義の時代』(大月書店、2017年)

『〈政治〉のこれからとアーレント――分断を克服する「話し合い」の可能性』(花伝社、2022年)

『家族実験――あなたは誰と、どのように生きていくのか』(共編著、はるか書房、2025年)

[主な訳書]

H.アーレント『精神の生活』(岩波書店、1994年)

H.アーレント『政治とは何か』(岩波書店、2004年)

J.ギリガン『男が暴力をふるうのはなぜか――そのメカニズムと予防』(大月書店、2011年)

佐藤 隆【著】

1957年生まれ。東京都立大学人文科学研究科博士課程単位取得退学。都留文科大学名誉教授。教育科学研究会常任委員、日本臨床教育学会理事。専門は教育学、教師教育論、教育実践論。

[主な著書・論文]

『学力を変える総合学習』(共編著、明石書店、2006年)

『フィンランドに学ぶべきは学力なのか!』(かもがわ出版、2008年)

『教育実践と教師 その困難と希望』(共編著、かもがわ出版、2013年)

「『個別最適な学び』の何が問題か」(岩波書店『世界』2021年4月号)
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商品概要

発行元
明石書店
発売日
2026/04/16
ページ数
212p
ISBN
978-4-7503-6106-2
セット商品分売可否
単品分売不可
Cコード/ジャンルコード
0037
読者対象/成人指定
指定なし(デフォルト)

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