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冷戦と台湾海峡危機 一九五四~六五年

松本 はる香【著】

発行元:白水社

ジャンル: 政治

2026/06/01発売

¥ 3,200 (税別)

搬入日(取次): 

冷戦と台湾海峡危機 一九五四~六五年

松本 はる香【著】

発行元:白水社

ジャンル: 政治

2026/06/01発売

¥ 3,200 (税別)

搬入日(取次): 

内容紹介

1949年まで続いた国共内戦の末、毛沢東率いる共産党が北京に政権を樹立し、敗北した蔣介石の中華民国国民党政府は台湾に逃れた。互いに正統性を主張しあう中国と台湾の間で、台湾海峡は政治的にも軍事的にも今日まで対立の火種になってきた。
戦後から現在まで数度の「台湾海峡危機」が生じたが、とりわけ1950年代に二度にわたって起きた危機は、中国と台湾の間の軍事的な緊張状態にまでいたった。その主な舞台となったのが、国府が保有していた金門・馬祖島などの大陸沿岸諸島である。
だが、冷戦のさなかにあっても、これらの危機が、中国と台湾の間はもとより、アメリカと中国の間、さらにはアメリカとソ連の間で、直接的な軍事衝突などへ発展することはなかった。
当時、米ソの冷戦構造が本格化するなかで、「一つの中国」をめぐる対立の起源はどこに求められるのか? また台湾海峡の現状維持という固定化のプロセスはいかに形成されてきたのか?
本書は、米国側史料はもとより新たに公開された台湾側史料を多数用いて、アメリカと台湾(米華)の関係を主軸に台湾海峡を挟んで中国と台湾の対立と分断が固定化されていく過程を描き、今日まで続く中国と台湾の対立の構図を明らかにする。
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目次

 はじめに
序章 歴史としての台湾海峡危機
第1章 冷戦と台湾
 一 冷戦の拡大
 二 アメリカの援蔣政策をめぐる紆余曲折
 三 朝鮮戦争とアメリカの台湾政策の転換
第2章 台湾海峡の中立化解除――「解き放し」政策の虚実
 一 アジアにおける多国間安全保障同盟の形成
 二 米国政府による台湾海峡の中立化解除
 三 アメリカと大陸沿岸諸島の防衛問題
第3章 第一次台湾海峡危機 一九五四〜五五年――米華相互防衛条約の形成
 一 米華相互防衛条約の起源
 二 第一次台湾海峡危機の発生
 三 米華相互防衛条約をめぐる協議
 四 米華相互防衛条約の成立
第4章 大陳島からの撤退――表面化するアメリカと台湾の矛盾
 一 大陳島撤退問題をめぐる米台間の亀裂
 二 強まる蔣介石の対米不信感
 三 第一次台湾海峡危機の終息
第5章 第二次台湾海峡危機 一九五八年――金門島再砲撃
 一 中国による金門島への再砲撃
 二 米台による危機への対応
 三 危機の収束へ向けた動き
第6章 第二次台湾海峡危機の変容――中ソ関係の悪化
 一 戦況の変化――海上封鎖の突破
 二 「ダレス・蔣介石共同コミュニケ」の波紋
 三 蔣介石の大陸反攻をめぐる変化
第7章 失われた戦機――未完の台湾海峡危機 一九六二〜六五年
 一 揺れる正統性――国連での代表権問題の浮上
 二 蔣介石による大陸反攻計画の立案
 三 先送りされた大陸反攻計画
 四 三度目の緊張の高まり
 五 幻の台湾海峡危機
終章 台湾海峡における現状維持の形成
 注記
 参考文献
 あとがき
 索引
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著者略歴

松本 はる香【著】

1972年千葉県生まれ。東京女子大学現代文化学部地域文化学科卒業。東京外国語大学大学院地域文化研究科国際関係専攻修士課程修了。米ジョージタウン大学大学院歴史学部博士課程留学を経て、2003年、日本国際問題研究所研究員。2005年、日本貿易振興機構(ジェトロ)・アジア経済研究所入所、地域研究センター東アジアグループ長などを経て、現在、新領域研究センター主任調査研究員。その間、東京女子大学大学院人間科学研究科歴史文化研究領域博士課程修了、博士号取得。在外研究で、台湾・中央研究院欧美研究所(2010-11年)、北京大学国際関係学院(2011-12年)、台湾・国立政治大学台湾史研究所(2024-25年)の客員研究員などを歴任。専門分野は、東アジア外交史、中国外交、台湾をめぐる国際関係。主著に、松本はる香編著『〈米中新冷戦〉と中国外交――北東アジアのパワーポリティクス』(白水社、2020年)、川上桃子・松本はる香編著『中台関係のダイナミズムと台湾――馬英九政権期の展開』(アジア経済研究所、2019年)ほか。
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商品概要

発行元
白水社
発売日
2026/06/01
ページ数
297p
ISBN
978-4-560-02610-6
セット商品分売可否
単品分売不可
Cコード/ジャンルコード
0031
読者対象/成人指定
指定なし(デフォルト)

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