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医学とはどのような学問か

杉岡 良彦【著】

発行元:春秋社

ジャンル: 人文

2026/03/19発売

¥ 3,200 (税別)

搬入日(取次):搬入日(取次):基本、受注後5営業日以内(お盆・年末年始を除く)に搬入いたします。 ※営業日:月~金(祝日除く)

医学とはどのような学問か 医学概論・医学哲学講義

杉岡 良彦【著】

発行元:春秋社

ジャンル: 人文

2026/03/19発売

¥ 3,200 (税別)

搬入日(取次):搬入日(取次):基本、受注後5営業日以内(お盆・年末年始を除く)に搬入いたします。 ※営業日:月~金(祝日除く)

内容紹介

医学は人々の生死に関わる学問であり、科学的な営みだけでは不十分だ。医学の方法論、倫理や価値、教育現場の構造をも吟味解説した初版を全面的にアップデートし、共感・共苦に関する1講も付加、実践知と人文知の健全なバランスを養う画期的入門講義最新版。
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目次

改訂版への序
はじめに

第1講 医学哲学とは Ⅰ――医学の哲学と科学の問題――
 1 「哲学」と「医学の哲学」
 2 哲学と科学
 3 「科学」を考える

第2講 医学哲学とは Ⅱ――医学哲学と農学原論の比較を通じて医学の全体像を問う――
 1 農学原論と第三科学論
 2 澤瀉久敬の医学概論
 3 医学の全体像
 4 医学のセントラルドグマ

第3講 医学の科学論 Ⅰ――分子生物学と臨床疫学/EBM――
 1 医師の権威づけとしての学間?
 2 人体の構造と機能
 3 医学研究における分子生物学の意義
 4 臨床疫学/EBM

第4講 医学の科学論 Ⅱ――臨床疫学/EBMの意義とNBM――
 1 臨床疫学/EBMの意義
 2 ナラティブ・ベイスト・メディシンとエビデンス・ベイスト・メディシン

第5講 医学の人間観 Ⅰ――医学は人間をどのように考えるのか――
 1 生物医学の考え方――人体の構造と機能の観点から――
 2 エンゲルの生物心理社会モデル
 3 生物心理社会ースピリチュアルモデル――全人的苦痛の観点から――
 4 生物心理社会ースピリチュアルモデルと生物心理精神社会モデル

第6講 医学の人間観 Ⅱ――フランクルの人間観と次元的人開論――
 1 フランクルの人間理解
 2 生物心理社会ースピリチュアルモデル――フランクルの人間観から――
 3 次元的人間論
 4 実存的空虚感とロゴセラピー
 5 三つの価値――創造価値・体験価値・態度価値――
 6 生物心理社会ースピリチュアルモデルに基づくアプローチ

第7講 医療倫理と医療制度 Ⅰ――医療倫理はなぜ必要なのか――
 1 医学・医療に倫理がなぜ重要か
 2 医学の負の歴史から研究倫理・医師の倫理へ
 3 医師患者関係の変化と患者の権利
 4 医療技術の進歩と医療倫理

第8講 医療倫理と医療制度 Ⅱ――医療技術の発展と人間の尊厳――
 1 遺伝子操作とエンハンスメント
 2 優生学
 3 医療倫理を考える原則
 4 人格主義生命倫理学と人間の尊厳
 5 医療保険制度
 6 手続きとしての医療倫理

第9講 医学が追求する「価値」の問題 Ⅰ――医学は何を目指しているのか――
 1 医学が追及する五つの目標あるいは価値
 2 坂本慶一の「農学における「価値」の問題」
 3 現代医学が考える健康
 4 健康診断の問題

第10講 医学が追求する「価値」の問題 Ⅱ――健康とは苦しみを取り除くことなのか――
 1 医学は果たしてその価値を実現できてきているのか――健康と医学をめぐる議論――
 2 近藤誠による生活習慣病批判
 3 苦悩の意味
 4 まとめ――現代医学を支える三つの座標軸と価値の問題――

第11講 医師・医療者になる意味――医学・医療における「共感」「共苦」の必要性と自己超越――
 1 共感と共苦
 2 トップダウンのメカニズム
 3 フランクルの自己超越
 4 医師・医療者になる意味

第12講 現代医学の諸問題 Ⅰ――研究不正の問題を考える――
 1 ディオバン事件
 2 問題点はどこにあったのか
 3 一連の事件から何を学ぶのか――科学的であることを問い直す――
 4 科学と社会、医学と社会

第13講 現代医学の諸問題 Ⅱ――代替医療や統合医療は疑似科学か――
 1 疑似科学と反証可能性
 2 代替医療・統合医療とは
 3 代替医療に対する批判
 4 証明に対する批判の検討
 5 代替医療研究におけるアウトカム
 6 加算的折衷主義という批判
 7 今後の課題

第14講 医学教育における教養教育の意義を考える――医学哲学・医学概論の観点から――
 1 はじめに――著者の医学部教養教育の体験を中心に――
 2 医学教育モデル・ コア・カリキュラムと準備教育モデル・コア・カリキュラム
 3 医学部で教育される「医学」のありかたとその変化
 4 今後の医学部教育を考える――これからの課題――
 5 まとめにかえて
 6 追記

第15講 生物心理社会ースピリチュアルモデルと精神的人格
 はじめに
 1 生物心理社会ースピリチュアルモデルとその問題点
 2 生の統一性への探求
 3 BPS-Sモデルと精神的人格
 4 フランクルの精神的人格の検討
 5 生物心理社会ースピリチュアルモデルの精神的人格概念を明確化する必要性

人名索引
事項索引
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著者略歴

杉岡 良彦【著】

1966年生まれ。1990年、京都大学農学部卒業(農学原論講座)。1998年、京都府立医科大学卒業。精神神経科研修医を経て、2004年、東海大学大学院医学研究科博士課程環境生態系専攻修了(がんの細胞内シグナル伝達に関する予防医学的研究を行う。International Journal of Cancer, 2004)。旭川医科大学医学部医学科健康科学講座講師、上野病院診療部勤務を経て、現在、京都府立医科大学医学生命倫理学准教授。医師、博士(医学)、精神保健指定医。
著書に『哲学としての医学概論――方法論・人間観・スピリチュアリティ』(春秋社、2014年)、『共苦する人間――医学哲学から宗教と医学を考える』(春秋社、2023年)、『フランクルと「共苦」の思想――人はなぜ苦悩の中でも他者を助けるのか』(ヘウレーカ、2025年)ほか。訳書にコーニック『スピリチュアリティは健康をもたらすか』(医学書院、2009年)、マクグラス『「自然」を神学する』(共訳、教文館、2011年)ほか。2015年、日本医学哲学倫理学会学会賞、湯浅泰雄著作賞受賞。
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商品概要

発行元
春秋社
発売日
2026/03/19
ページ数
304p
判型(実寸)
195mm × 138mm
ISBN
978-4-393-32422-6
セット商品分売可否
単品分売不可
Cコード/ジャンルコード
0010 / 13
読者対象/成人指定
指定なし(デフォルト)

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