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ナイジェリアを知るための56章

島田 周平【著】

発行元:明石書店

ジャンル: 人文

2025/10/16発売

¥ 2,400 (税別)

搬入日(取次):基本的には注文受注日から営業日の翌々日に取次様へ搬入いたします。

ナイジェリアを知るための56章

島田 周平【著】

発行元:明石書店

ジャンル: 人文

2025/10/16発売

¥ 2,400 (税別)

搬入日(取次):基本的には注文受注日から営業日の翌々日に取次様へ搬入いたします。

内容紹介

アフリカ西部のナイジェリアは2億超の人口を擁し、GDPもアフリカ最大を誇る。独立以降複雑な地域間の対立や政治的不安定を経て潜在力を十分に発揮してきたとはいえないが、今後の世界経済に対していよいよ存在感を増すであろう「アフリカの巨人」の実像を紹介。
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目次

 はじめに



Ⅰ 自然と農牧業



第1章 多様な気候と農牧業――旱魃に見舞われる北部と豊かな南部

第2章 ヤムイモ――根菜農耕文化の基幹作物、ヤムイモの食文化は保守的

第3章 キャッサバ――自給作物から加工原料へ進化中

第4章 ファダマ湿地のオンサイト灌漑水田稲作――アフリカのコメ生産を先導

 【コラム1】豆腐

第5章 サバンナの牧畜民フルベの暮らし――牛の管理と乳製品の販売

 【コラム2】野菜生産



Ⅱ 歴史



第6章 ソコト・カリフ国――19世紀の巨大国家

第7章 カネム・ボルヌ帝国――一千年の大帝国の光と影

第8章 植民地期の新聞とナショナリズム――活字が紡いだ自由への軌跡

第9章 奴隷から主教になったサミュエル・アジャイ・クラウザー――その波乱万丈の生涯

第10章 アフリカの大国の誕生――今も問われる1914年

第11章 新興独立国家のもがきの時代――1960年から79年まで

第12章 短期の民政と長引く軍政――1979年から98年まで

第13章 第四共和制の時代――1999年から2025年まで

 【コラム3】ナイジェリアでいう南北、東西とはどこを指すか?

第14章 現代に息づく植民地支配の記憶――アベオクタが生んだ3人の著名人

第15章 連合アフリカ会社――植民地商社から近代的複合企業への歴史的変遷

第16章 ビアフラ戦争――叢林に消えた共和国

第17章 考古資料と「美術」の発見――サバンナのかかしからポルトガルへの土産物まで



Ⅲ 言語・民族・社会



第18章 ハウサ語――多民族を結びつける共通語

第19章 ヨルバ語――民族統合の象徴としての言語

第20章 ピジン英語――西洋とアフリカの接触が産んだ共通語

第21章 ハウサ社会の女性の暮らし――妻と夫の駆け引き

第22章 「私は生みの親を2番目の親だと思っている」――「里親養育」慣行にみるハウサの子育てと家族

第23章 ハウサ社会の子どもの通過儀礼――「のどちんこ」と女性器の切除を中心に

第24章 イボ人――アフリカのさまよえるユダヤ人

第25章 ジェンダー――トップダウンで進めるジェンダー平等と女性のエンパワーメント



Ⅳ 宗教・文化



第26章 呪術――その日常性と多様性

第27章 今に生きる古いにしえの神々――伝統宗教と死生観

第28章 メガ・チャーチを建設するペンテコステ諸派――それらは巨大なコンテンツ産業なのか

第29章 現代文学――アフリカ文学の革新と発信の場

 【コラム4】ヨルバ語作家ファグンワ――人とその作品

第30章 ハウサ社会の恋愛小説――新たなジャンルの出現

 【コラム5】ノリウッド

第31章 近現代の美術――アフリカンアートをリードする芸術実践とは

第32章 ポピュラー音楽――アフロビートからアフロビーツへ

第33章 伝統的権威者のレジリエンス――ナイジェリアの王様たちの近現代史



Ⅴ 政治・経済・開発



第34章 石油・天然ガス産業――国際情勢の影響を受けて発展するLNG

第35章 石油産業の歴史――国営石油公社と国際石油資本の角逐

第36章 財政連邦主義――石油収入の争奪戦

第37章 第四共和制下における政治的諸問題――民族、宗教、紛争、汚職

第38章 ミドルベルトの現状――北部の周縁部から国の中心に?

第39章 選挙――脱地域・脱民族主義の可能性

第40章 高等教育――急拡大する大学と問われる学歴

第41章 自警団と警察の専権性――地域の治安は誰が守るのか

第42章 医療――1940年代から現在に至るまでの課題の変遷



Ⅵ 都市



第43章 ラゴス――巨大都市の論理

 【コラム6】水上都市マココ

第44章 アブジャ――国の中央に創られた首都

第45章 イレ・イフェ――「ヨルバ」発祥の都市におけるオーセンティシティ

第46章 エヌグ――ナイジェリアの近現代史を映しだす鏡

第47章 カドゥナ――冒険者の都市

 【コラム7】ソコト



Ⅶ 紛争



第48章 終わらぬ戦争――ビアフラ分離主義運動

第49章 ナイジャー・デルタにおける石油戦争――原油に浮かぶ貧困と環境汚染

第50章 ボコ・ハラム――越境するナイジェリア発の武装組織

第51章 農牧民の共生と衝突――激化する暴力紛争



Ⅷ 国際関係・日本との関係



第52章 ディアスポラ――高まる影響力を警戒する政府

第53章 ナイジェリアと中国の関係――急速に深まるパートナーシップ

 【コラム8】数字宝くじ

第54章 アレワ紡――1960年代の繊維産業における日本との合弁事業

第55章 日本との経済交流――息づくジャパン・ブランドとさらなる発展への課題

第56章 スタートアップとベンチャーキャピタル――新しい人材と資本、技術がもたらす社会変革

 【コラム9】アグリテック



 おわりに

 参考文献
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著者略歴

島田 周平【著】

 理学博士、京都大学名誉教授、名古屋外国語大学名誉教授、日本貿易振興機構アジア経済研究所名誉研究員。

 東北大学理学部を卒業(1971年)後にアジア経済研究所に入所し調査研究員(1971-1984年)としてナイジェリア研究に取り組んだ。その後大学に移り、東北大学、立教大学、京都大学、東京外国語大学、名古屋外国語大学で、アフリカ地域研究と教育に従事した。京都大学(1997-2012年)時代にはザンビアにおいても調査研究を精力的に行った。

主要業績:

『地域間対立の地域構造――ナイジェリアの地域問題』(大明堂、1992年)

Agricultural Production and Environmental Change of Dambo――A Case Study of Chinena Village, Central Zambia(共編著、 Institute of Geography, Faculty of Science, Tohoku University, 1995年)

『アフリカ 可能性を生きる農民‐環境‐国家‐村の…

落合 雄彦【著】

 龍谷大学法学部教授。アフリカ地域研究。

 慶應義塾大学在学中、当時まだラゴスにあった日本国大使館に派遣員(1987-1989年)として勤務した。それがナイジェリアとの出会いとなる。卒業後、ロータリー財団奨学生(1992-1993年)として英国バーミンガム大学大学院に学ぶ。慶應義塾大学大学院後期博士課程を中退(1995年)後は、日本学術振興会特別研究員や敬愛大学国際学部専任講師を務めた。

主要業績:

『アフリカの紛争解決と平和構築――シエラレオネの経験』(編著、昭和堂、2011年)

『アフリカ・ドラッグ考――交錯する生産・取引・乱用・文化・統制』(編著、晃洋書房、2014年)

『アフリカの女性とリプロダクション――国際社会の開発言説をたおやかに超えて』(編著、晃洋書房、2016年)

『アフリカ安全保障論入門』(編著、晃洋書房、2019年)

People, Predicaments and Potentials in Africa(共編著、Bamenda: Langaa RPCIG, 2021)…
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商品概要

発行元
明石書店
発売日
2025/10/16
ページ数
344p
ISBN
978-4-7503-5973-1
セット商品分売可否
単品分売不可
Cコード/ジャンルコード
0336
読者対象/成人指定
指定なし(デフォルト)

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