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からだは語る

A. レマ【著】

発行元:木立の文庫

ジャンル: 人文

流通委託先:トランスビュー

2025/11/10発売

¥ 3,600 (税別)

搬入日(直取引):■受注締切=平日15:30→当日に発送(翌営業日正午までにステータスを「出荷完了」に変更します)

搬入日(取次):■受注締切=平日17:00→翌々営業日に八木書店(さらに翌々営業日までにトーハン、日販などへ)

■「でた」発送開始:2025/11/06

からだは語る 身体性とジェンダーの精神分析

A. レマ【著】

発行元:木立の文庫

ジャンル: 人文

流通委託先:トランスビュー

2025/11/10発売

¥ 3,600 (税別)

搬入日(直取引):■受注締切=平日15:30→当日に発送(翌営業日正午までにステータスを「出荷完了」に変更します)

搬入日(取次):■受注締切=平日17:00→翌々営業日に八木書店(さらに翌々営業日までにトーハン、日販などへ)

■「でた」発送開始:2025/11/06

内容紹介

昨今、美容整形手術/施術は一般的になりつつあり、ジェンダー・アイデンティティにまつわる議論も活発に交わされています。そうしたなか本書は、心の器としての“からだ”を介して“わたし”が再-創造されていく様を、多くの実例からビビッドに描きます。――本書の登場人物は、美容整形や身体改造、倒錯的な性行動、ネット世界での耽溺、排泄行為などの、自らの“苦悩”を「無痛」化する作業に囚われています。そして、こうした行動では癒されないとわかった時、かれらは「心と対話する」相談室の門を叩くのでした。
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目次

序 章◆身体が語るとき 

   ・体現化された自己

   ・ふたつの身体を心に留めて

   ・相談室のなかの身体

   ・母 体



第1章◆羨望と母体――美容整形の精神力動 

   ・現代の美容整形

   ・母親にまつわる風景

   ・自己-製空想

   ・再生空想

   ・完全一致空想

   ・現実をつくり直す



第2章◆いったい、誰の皮膚なのか?――屍姦幻想の精神的機能

   ・カウチの上の身体

   ・わたしの母の家で

   ・皮膚と屍姦幻想

   ・自分の皮膚のなかで生きる 



第3章◆純粋な決定の秩序――仮想世界で成長する

   ・テクノロジカルな体現化の誘惑と危険

   ・思春期の身体/精神病空間に浮かぶ仮想身体

   ・ノーボディであること

   ・仮想空間における身体の運命



第4章◆過去なき現在――思春期の性別移行における時間的統合

   ・カップルの時間

   ・雲の上で生きる

   ・時間的つながり



第5章◆もって生まれた身体と、自分そのものである身体

   ・カウチから出て

   ・体現化された自己と、見られるという体験

   ・自分自身にくつろいで

   ・トランスセクシュアルの心に至る道



第6章◆トラウマと身体――映画 《私が、生きる肌》

   ・喪失に対する倒錯

   ・良い対象が生き残ること



第7章◆分析家の身体と設定――体現化された設定と共生的転移

   ・体現化された設定と共生的転移

   ・身体的な逆転移と「警告の物語」

   ・最初の二年間

   ・要するに

   ・共生、分析家の身体



第8章◆ラプンツェル再考――髪の無意識的意味

   ・髪にまつわる物語

   ・髪の精神的なルーツ

   ・もっとも露出した身体的境界



第9章◆カウチから離れて――分析家のトイレの心理的な使い方

   ・トイレと秘密――隠匿と分泌物

   ・トイレット・ブレストとしての分析家のトイレ



第10章◆自己の起業家たち――変身リアリティ番組の精神的・社会的機能

   ・自己の再創造

   ・プロジェクトとしての身体

   ・変身リアリティ番組の残忍さ

   ・完全な監視状態

   ・まなざしの倫理
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著者略歴

A. レマ【著】

タヴィストック・アンド・ポートマンNHS財団トラスト: 心理療法開発部門ディレクター、ポートマン・クリニック: 成人対象心理療法コンサルタント。英国精神分析協会の会員であり、ロンドン大学精神分析部門の客員教授、エセックス大学健康人間科学部: 心理療法の名誉教授を務めている。また、UCL心理療法介入研究センター: 臨床ディレクターであり、ローマ・サピエンツァ大学ウィニコット研究所およびローマ・ウィニコット・センター: 客員教授でもある。

Routledge“ New Library of Psychoanalysis”シリーズの編集者、国際精神分析協会誌の地域編集者の一人である。これまでに、精神分析や身体、トラウマに関する多くの著書がある。

鍛冶美幸【翻訳】

京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学、臨床心理学)。臨床心理士、公認心理師。アメリカ・ダンスセラピー協会認定ダンス/ムーブメント・セラピスト(BC-DMT)、日本集団精神療法学会認定スーパーヴァイザー。日本精神分析協会精神分析的精神療法家センター研修生。



現在、文教大学人間科学部臨床心理学科・同大学院人間科学研究科臨床心理学専攻教授。長谷川病院、代官山カウンセリングルーム勤務。



著書に『思春期・青年期のこころとからだ』〔岩崎学術出版社, 2012年〕がある。共著書に『心理臨床における「見立て」』髙橋靖恵監修・西見奈子編〔福村出版, 2025年〕、『心理臨床に生きるスーパーヴィジョン』髙橋靖恵・西見奈子編〔日本評論社, 2024年〕、“Embodied Perspectives in Psychotherapy” Payne, H. Ed.〔Routledge, 2019〕、『心理的援助アプローチのエッセンス』神田久男編著〔樹村房, 2013年〕、『ダンスセラピー』飯森眞喜雄・町田章一編〔岩崎学術出版社, 2004…

村井雅美【翻訳】

米国ニューハンプシャー大学大学院心理学部博士課程中途退学。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程(臨床実践指導学講座)単位取得退学。博士(教育学)。臨床心理士、公認心理師。日本精神分析学会認定心理療法士スーパーバイザー。



現在、医療法人岡クリニック、大阪公立大学に勤務。



著書に『からだの病いとこころの痛み』、『もの想うこころ』ともに〔木立の文庫, 2019年〕がある。共著書に『精神分析臨床での失敗から学ぶ』松木邦裕・日下紀子・根本眞弓編〔金剛出版, 2021年〕、訳書に『精神病というこころと出会う―ローゼンフェルド臨床の現在性』〔木立の文庫, 2025年〕、共訳書に『対象の影』館直彦監訳〔岩崎学術出版社, 2009年〕、『フロイト』後藤基規・弘田洋二監訳〔里文出版, 2007年〕、『被虐待児の精神分析的心理療法』平井正三・鵜飼奈津子・西村富士子監訳〔金剛出版, 2006年〕、『精神分析という経験―事物のミステリー』館直彦・横井公一監訳〔岩崎学術出版社, 2004年〕などがある。
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商品概要

発行元
木立の文庫
流通委託先
トランスビュー
発売日
2025/11/10
ページ数
304p
判型(実寸)
216mm × 168mm
ISBN
978-4-909862-46-4
セット商品分売可否
単品分売不可
Cコード/ジャンルコード
3011
読者対象/成人指定
指定なし(デフォルト)

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