これからの友情
内容紹介
26歳、新鋭が放つ全500首のデビュー作
丸田洋渡 第一歌集『これからの友情』
『これからの友情』は、2017年から2025年までに詠まれた数千首の短歌から500首を精選し、1ページに1首のみを配した一冊です。それぞれの短歌をじっくりと味わうとともに、全体でもひとつの作品として再構成しています。512頁におよぶ本文は布貼りの上製丸背本で綴じ、箔押しで美しく仕立てました。装画は福田利之、装丁は名久井直子が手がけています。
【歌人・木下龍也氏 推薦】
「何度読んでも計り知れないし、計り知れないことがうれしい。僕には到達し得ないであろう短歌の幅や奥深さをこれでもかと見せつけてくれたのが丸田さんだった。ナナロク社の歌集のラインナップに丸田洋渡さんが加わることを頼もしく、誇りに思う。」
【本書より10首】
葉桜へ光の賽が投げ込まれわたしは運でベンチに座った
貸看板に貸看板と書いてある 助手席のあなたは夢の中
藤が人語を初めて話すときそれは垂れるように不完全だった
薔薇と蜂/製氷室に蜂がいる/薔薇の溢れる製氷室に
あなたはあなた一人でもっているデパート 回転ドア回転ドア
幽霊が見える素質がきらめいて見える角砂糖の包装紙
拷問のテクニックは僕も知らない パスタをフォークの銀に巻きつける
読めば読むほどスピードアップする雪の密室とその密室論議
ふと 自分の気配がして振り返る 玄関が岬になっている
昼のバレエ教室と思ってくれたらいいから これからの友情は
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丸田洋渡 第一歌集『これからの友情』
『これからの友情』は、2017年から2025年までに詠まれた数千首の短歌から500首を精選し、1ページに1首のみを配した一冊です。それぞれの短歌をじっくりと味わうとともに、全体でもひとつの作品として再構成しています。512頁におよぶ本文は布貼りの上製丸背本で綴じ、箔押しで美しく仕立てました。装画は福田利之、装丁は名久井直子が手がけています。
【歌人・木下龍也氏 推薦】
「何度読んでも計り知れないし、計り知れないことがうれしい。僕には到達し得ないであろう短歌の幅や奥深さをこれでもかと見せつけてくれたのが丸田さんだった。ナナロク社の歌集のラインナップに丸田洋渡さんが加わることを頼もしく、誇りに思う。」
【本書より10首】
葉桜へ光の賽が投げ込まれわたしは運でベンチに座った
貸看板に貸看板と書いてある 助手席のあなたは夢の中
藤が人語を初めて話すときそれは垂れるように不完全だった
薔薇と蜂/製氷室に蜂がいる/薔薇の溢れる製氷室に
あなたはあなた一人でもっているデパート 回転ドア回転ドア
幽霊が見える素質がきらめいて見える角砂糖の包装紙
拷問のテクニックは僕も知らない パスタをフォークの銀に巻きつける
読めば読むほどスピードアップする雪の密室とその密室論議
ふと 自分の気配がして振り返る 玄関が岬になっている
昼のバレエ教室と思ってくれたらいいから これからの友情は
著者略歴
続きを読む商品概要
発行元
ナナロク社
発売日
2025/08/18
ページ数
512p
ISBN
978-4-86732-034-1
著者
セット商品分売可否
単品分売不可
Cコード/ジャンルコード
0092
読者対象/成人指定
指定なし(デフォルト) / 指定なし(デフォルト)
地方小出版流通センター扱いです。
返本の際には「返本了解書」を添付してください。【村井了解】でお受けいたします。