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荒川放水路ものがたり

絹田 幸恵【著】

発行元:太郎次郎社エディタス

ジャンル: 人文

2025/10/21発売

¥ 3,000 (税別)

搬入日(直取引):原則、注文日の翌営業日に発送いたします。※営業日:月~金(祝日除く)

搬入日(取次):原則、注文日の翌々営業日に取次搬入いたします。※営業日:月~金(祝日除く)例) 金曜日にご注文→翌週火曜日に取次搬入

荒川放水路ものがたり

絹田 幸恵【著】

発行元:太郎次郎社エディタス

ジャンル: 人文

2025/10/21発売

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内容紹介

安田浩一さん(ノンフィクションライター)推薦!

「荒川の歴史をわかりやすく、しかもていねいに足を使って調べ上げた書は、ほかにない。文句なしの名著だ。」



利根川東遷・荒川西遷工事により、江戸の大動脈となった荒川(隅田川・大川)。大きな繁栄をもたらしたいっぽうで、毎年のように洪水で多数の犠牲者を出す暴れ川でもあった。明治末の大洪水を契機に、人と街を守るため24kmの大放水路が計画される。19町村の1300戸にふってわいた立ち退き、工事をめぐる軋轢、そして震災。

教え子の疑問に触発された著者が、20年ちかくにわたって地域の生き証人から聞き歩き、資料を渉猟して再現した人と川のものがたり。
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目次

まえがき



1 荒川の歴史

  1 荒川のすがた

  2 利根川・荒川の移り変わり

  3 荒川のおもな洪水

  4 熊谷堤



2 明治末期の大洪水

  1 明治40年の大洪水

    床の上でさざ波/住民が堤の上でにらみ合い

  2 明治43年の大洪水/

    圦を閉じて炊き出しを/洪水を知らせる寺々の鐘

    飲み水をもらいに舟で/流されていく家

    平方電報/農業用の舟で逃げる

    千住の町と天皇の勅使/電話を堤の桜につるす

    軍も出動した向島・本所・深川/農家は種籾さえもなく

    免租の願いと炊き出しの報告



3 荒川放水路開削が決まるまで

  1 東京市議会・帝国議会でのようす

  2 放水路の位置と陳情書

  3 内務省の放水路計画



4 用地買収から立ちのきへ

  1 千住土地収用所のはたらき

  2 江北村

    江北村の調査と買収/水場は安く買収された

    墓もいっしょに越した

  3 西新井村

    とりあえず立ちのく/通帳を見ては嘆いた

  4 千住の北をまわって

    千住元宿の人たちと感旧碑/川底の地図

    流れの下になった家/伊興は土地が高いから

    24戸の村に20戸の移転/神社も移転

    移転は第一次世界大戦の年/農民の心情は

    移転して分教場に

  5 葛飾・墨田あたり

    編入されたりなくなったりした村/コロで引いてきた家

    買収ときいて寝込んでしまった/消えた木下小学校

    立ちのいた宝蔵寺/「寺の前」の家も立ちのく

    立ちのいた牛たち/「役場の家」の移転

    木下川薬師の場合/上木下川の村と立ちのき

    万福寺と下木下川の村/白髭神社

  6 一路海へ

    消えた江戸川の平井小学校・松川小学校/千葉街道の四股

    最後は何もなくなって/農業をあきらめて大工に

    老婆の述懐/最後の立ちのき/裁判のその後



5 工事と人びとのくらし

  1 荒川放水路工事

  2 流域の人びとと放水路工事

    少年の目にうつった工事/ドロ汽車の煙で焼けた農家

    本木圦/交通を遮断しないで下さい

    宮城・小台からの通学/事故にあった人たち

    放水路の生き物/文明の灯は二つの川を越えて

    ジャリと交換した昼飯/命からがらの行列と土手

    土手の仕上げと低地の埋め立て/ゆれる浮き橋

    管理人の川門さん/千住機械工場と仮船溜

    トロッコと機関庫と子どもたち/エキスカの響

    遠くなった駅/工事で働いた人びとと一日の賃金

    震災のときの旧四つ木橋あたり/震災のあとの土手や河川敷

    小松川橋とエピソード/放水路下流の水運と閘門

    村の分離統合/岩淵水門上流の買収と工事



6 荒川放水路と青山士氏

    講演・荒川改修工事に就いて/青山士氏の歩いた道



7 荒川放水路ができあがる 

    通水式と小さな記念碑/土手の高さ



8 荒川放水路とあゆむ

    放水路にできた渡し/子どもの天地

    放水路の夏/河川敷に下りた飛行機

    土手の草を軍馬のえさに/河川敷にチューリップ

    空襲と青空教室/荒川は炎の川であった

    食料不足と河川敷の耕作/荒川飛行場と足立第八中学校

    河川敷の連合運動会など/その後の大水害

    さびれる水運と閘門/草刈の碑

    新四つ木橋架橋中の事故/旧四つ木橋下手の試掘

    釣り船屋の四季/荒川放水路の花火

あとがき

年表



補章 絹田幸恵さんのことと、その後の荒川放水路(長谷川敦)

  1 絹田幸恵さんのこと

    『足立史談』での連載/地味派手な人/パーキンソン病に倒れる

  2 その後の荒川放水路

    放水路ではなく放臭路/川はよみがえったか

    令和元年東日本台風も持ちこたえた/流域治水で荒川を守る



参考文献・展示施設案内
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著者略歴

絹田 幸恵【著】

1930年、朝鮮に生まれる。家族は2歳のときに岡山県に帰郷。1950年岡山大学教育学部を卒業、小学校教員となる。1957年上京、東京・足立区で教員となる。

1972年ごろから、地域を歩いて住民の話を聞き、工事事務所などをたずね、荒川放水路の歴史を授業にしてきた。1988年に教員を退職後、これまでの調査をまとめ、『荒川放水路物語』(1990年、新草出版)として出版。本作により平成3年土木学会・出版文化賞を受賞。1992年にパーキンソン病を発症、闘病生活に入る。2008年、肺炎により死去。
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商品概要

発行元
太郎次郎社エディタス
発売日
2025/10/21
ページ数
272p
判型(実寸)
216mm × 151mm
ISBN
978-4-8118-0869-7
セット商品分売可否
単品分売不可
Cコード/ジャンルコード
0021 / 03
読者対象/成人指定
中学以上 / 指定なし(デフォルト)

取次経由(返品可)、直取引ともに承ります。お気軽にご注文ください。

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