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バイヨンの月

森本喜久男【著】

発行元:風鯨社

ジャンル: 芸術

2024/10/05発売

¥ 2,455 (税別)

搬入日(直取引):注文日の翌営業日に発送

搬入日(取次):鍬谷書店へ注文が届いてから中1営業日で日販・トーハン様へ搬入になります

バイヨンの月

森本喜久男【著】

発行元:風鯨社

ジャンル: 芸術

2024/10/05発売

¥ 2,455 (税別)

搬入日(直取引):注文日の翌営業日に発送

搬入日(取次):鍬谷書店へ注文が届いてから中1営業日で日販・トーハン様へ搬入になります

内容紹介

IKTT(クメール伝統織物研究所)を1996年に設立し、カンボジアの伝統的絹織物の復興と再生に取り組んできた故・森本喜久男が22年前に著した草稿が甦る!

カンボジア内戦を生き残った「おばあ」たちの手の記憶を甦らせ、その技術を若い世代に継承させるだけでなく、素材となる生糸や自然染料の自給と、染め織りとともにある暮らしの再生を目指す「伝統の森」という村を作り上げるに至った経緯とその背景を思いのままに綴った記録が、詳細な註ならびに現在に至るまでの経緯と解説とともに出現。カンボジアのノロドム・シハモニ国王から「この布にはカンボジアの心がこもっている」との称賛を得るに至った絣布が生まれるまでの足跡がここに!
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目次

◆第一部【花】 自然の恵みを受け継いで

バイヨンの月/最後のモンスーン林/もうひとつのバイヨン/自然の痛み/ラックカイガラムシ/わずか十年/秘法の染め/混色の習慣/ゆらゆらと揺れる火/泡盛と同じ/プロフーの林

◆第二部【鳥】 布に込められた伝統の技 美しい竹の村/鉄の花/マスターピース/西表の山で/芭蕉の紐/職人気質/繊細な括り/シルクもどき/神業の仕事/自然の染料/布の存在感/手で引く糸

◆第三部【風】 よみがえった黄金の繭

プノンペン時代/伝統の掘り起こし/危険地帯/桑の原種/村びとの動機/自然の循環/消えてしまった苗木/元気に育つ桑/一枚の赤い布/絡みあう糸

◆第四部【月】 新たなる出発

シェムリアップの町で/研究所の中心/道具をいたわる/気がつけば/狭間の仕事/走りながら考える/踏み出す勇気/布の履歴書/雨にもめげず/村の一角/研究所の詳細/寺小屋職業訓練所/「伝統の森」の再生に向けて

◆エピローグ 『バイヨンの月』執筆後の森本さんとIKTTの歩み(西川 潤)

『バイヨンの月』が執筆されたころ/その足跡・世界へ/その足跡・日本で/カンボジアシルクへの貢献/ファッションショーと「蚕まつり」の実施/カンボジア語での出版プロジェクト/シェムリアップの繁栄とIKTTの発展/「伝統の森」の進展/再生、そして安泰を願って/森本さん亡き後のIKTTと「伝統の森」/コロナ禍を超えて/土地をまもる、暮らしをまもる/さらなる高みへ

◆付 IKTT設立以前の森本さんについてわたしが知っているいくつかのこと(西川 潤)

民宿もりもと/草木染めシルクの店・バイマイ/多才の人・森本喜久男/デモとツイスト/友禅職人バンコクへ/テキスタイル・ミュージアムからの依頼/IKTT設立前夜
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著者略歴

森本喜久男【著】

IKTT(Innovation of Khmer Traditional Textiles Organisation)創立者。1948ー2017。

1996年にカンボジアの現地NGOとしてIKTTを設立(その時点での名称はInstitute for Khmer Traditional Textiles)。以来、内戦下で途絶えかけていたカンボジア伝統の絹織物の復興と、伝統的養蚕の再開に取り組む。2000年、IKTTをシェムリアップに移転。工房を開設し、研修生の受け入れを開始し、伝統的な絹織物の制作と並行して、若い世代への染織技術の継承に努める。2002年、シェムリアップ州アンコールトム郡に約5ヘクタールの土地を取得。2003年「伝統の森・再生計画」に着手。荒れ地を拓くところから始め、小屋を建て、井戸を掘り、畑をつくり、野菜・桑・綿花を栽培し、養蚕をし、自然染色の素材となる木々を植え、自給的な染め織りが可能な工芸村を立ち上げた。自然染料による染め織りを核にしつつも、人びとの暮らしの再生と、人びとの暮らしを包み込む自然環境の再生に取り組むIKTTのプロジェクトサイトを「伝統の森…
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商品概要

発行元
風鯨社
発売日
2024/10/05
ページ数
232p
判型(実寸)
210mm × 148mm
ISBN
978-4-9911568-3-0
セット商品分売可否
単品分売不可
Cコード/ジャンルコード
0072
読者対象/成人指定
指定なし(デフォルト)

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