内容紹介
カラリパヤットの源流を求めて
すべての学問・技芸がそうであるようにインドでは武術もまた神々に属している――。
インド各地への広いフィールドワークと、『ラーマーヤナ』『マハーバーラタ』といった叙事詩から「ヴェーダ」文献までを博捜し、神話、歴史、技術、思想、蘇生術、アーユルヴェーダなど、伝統の武術カラリパヤットが内包する豊穣な体系を解き明かす名著、待望の増補改訂。補編として幻のチベット武術「獅子吼金剛拳――チベット密教の武術」の一編を附す完全版。
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すべての学問・技芸がそうであるようにインドでは武術もまた神々に属している――。
インド各地への広いフィールドワークと、『ラーマーヤナ』『マハーバーラタ』といった叙事詩から「ヴェーダ」文献までを博捜し、神話、歴史、技術、思想、蘇生術、アーユルヴェーダなど、伝統の武術カラリパヤットが内包する豊穣な体系を解き明かす名著、待望の増補改訂。補編として幻のチベット武術「獅子吼金剛拳――チベット密教の武術」の一編を附す完全版。
目次
口上──インド武術の『虎の巻』と呪いのこと
第一篇 カラリの武術
1 武術の始まり
ヴィーラバドラ
マーラ
ガネーシャ
パラシュラーマ
2 ヴェーダの武術
カラリパヤットの始まり
バラモンのケーララ伝来
インド武術の根本経典
金剛拳(ヴァジュラムシュティ)
3 むき出しの子宮
〝カラリ〟の語源
〝カラリ〟システムの完成
インド風水
大地の〈風〉
4 野獣になる──体術
レッツ・カラリ
セルフ・アビヤンガと準備運動
脚の稽古
動物のポーズ
ヨガ武術?
5 人になる──武器術
大量破壊兵器はあったか?
武器の種類
木製武器術(コールターリ)
金属武器術(アンカターリ)
武器をスーパー武器に易る
オッタパヤット──カラリの太極拳
6 勇者になる──拳法術
カラリパヤットの拳法
拳は武器の延長
自然の武器
第二篇 カラリの身体
7 断末魔の悲鳴
「末魔(マルマン)」の定義
マルマンの位置
「断末魔」したら
蘇生術(マルカイ)
達磨は来たか?
8 末魔と経穴
『スシュルタ』のゆくえ
経穴(ツボ)との比較
〈氣〉またはプラーナ
臍──脈管の根
アムリタ・ニーラ──日周期
寝ぼけたマルマンをたたき起こす方法
9 末魔と密教
ダヌルヴェーダ瞑想の基本
マルマンからチャクラへ
真言の秘儀(マントラ・タントラム)
第三篇 カラリの医術
10 タントラの医学
マルマ療法のこんにち
鍼灸はある?
マルマ療法の原点
マルマ療法の根本原理
11 アビヤンガとシローダーラ
カラリの衰退とマルマ療法の伝播
マルマ・アビヤンガ
シローダーラ
12 ウリチル究極のマッサージ
季節に合わせた稽古とマッサージ
ウリチル・フルコース
ウトサーダナ
ヨーガの宝の動き
補論 獅子吼金剛拳──チベット密教の武術
アダト伝説
ドプドプ(僧兵)
不殺生戒
死のヨーガ
武者修行の旅
喇嘛拳
あとがき
参考文献
カラリパヤット関連年表
カラリパヤットの体系と術語
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第一篇 カラリの武術
1 武術の始まり
ヴィーラバドラ
マーラ
ガネーシャ
パラシュラーマ
2 ヴェーダの武術
カラリパヤットの始まり
バラモンのケーララ伝来
インド武術の根本経典
金剛拳(ヴァジュラムシュティ)
3 むき出しの子宮
〝カラリ〟の語源
〝カラリ〟システムの完成
インド風水
大地の〈風〉
4 野獣になる──体術
レッツ・カラリ
セルフ・アビヤンガと準備運動
脚の稽古
動物のポーズ
ヨガ武術?
5 人になる──武器術
大量破壊兵器はあったか?
武器の種類
木製武器術(コールターリ)
金属武器術(アンカターリ)
武器をスーパー武器に易る
オッタパヤット──カラリの太極拳
6 勇者になる──拳法術
カラリパヤットの拳法
拳は武器の延長
自然の武器
第二篇 カラリの身体
7 断末魔の悲鳴
「末魔(マルマン)」の定義
マルマンの位置
「断末魔」したら
蘇生術(マルカイ)
達磨は来たか?
8 末魔と経穴
『スシュルタ』のゆくえ
経穴(ツボ)との比較
〈氣〉またはプラーナ
臍──脈管の根
アムリタ・ニーラ──日周期
寝ぼけたマルマンをたたき起こす方法
9 末魔と密教
ダヌルヴェーダ瞑想の基本
マルマンからチャクラへ
真言の秘儀(マントラ・タントラム)
第三篇 カラリの医術
10 タントラの医学
マルマ療法のこんにち
鍼灸はある?
マルマ療法の原点
マルマ療法の根本原理
11 アビヤンガとシローダーラ
カラリの衰退とマルマ療法の伝播
マルマ・アビヤンガ
シローダーラ
12 ウリチル究極のマッサージ
季節に合わせた稽古とマッサージ
ウリチル・フルコース
ウトサーダナ
ヨーガの宝の動き
補論 獅子吼金剛拳──チベット密教の武術
アダト伝説
ドプドプ(僧兵)
不殺生戒
死のヨーガ
武者修行の旅
喇嘛拳
あとがき
参考文献
カラリパヤット関連年表
カラリパヤットの体系と術語
著者略歴
続きを読む商品概要
発行元
新泉社
発売日
2024/09/03
ページ数
316p
判型(実寸)
210mm × 150mm
ISBN
978-4-7877-2324-6
著者
セット商品分売可否
単品分売不可
Cコード/ジャンルコード
0075 / 06
読者対象/成人指定
指定なし(デフォルト)