内容紹介
日本における貧困研究の深化・発展、国内外の研究者の交流をはかり、貧困問題をさまざまな人々に伝えていく、日本初の貧困研究専門誌。特集1「貧困と家族・ジェンダーの視点」、特集2「「外国人」と貧困、生活保護、入管行政」。
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目次
巻頭のことば[岩永理恵]
特集1 貧困と家族・ジェンダーの視点
趣旨説明/全体のまとめ――なぜ家族・ジェンダーの視点が貧困研究に求められているのか[大澤真平]
家族によるケアと貧困――「二次的依存」を切り口にして[保田真希]
生活時間の貧困――家族・ジェンダーの視点[浦川邦夫]
世帯内資源配分から見る貧困――世帯を単位として貧困をとらえることの問題[丸山里美]
コメント1:理論とデータを結び付けた研究の発展を[大石亜希子]
コメント2:フェミニスト経済学との接続を期待[堅田香緒里]
特別講演:貧困の意味――批判的考察[ルース・リスター]
特集2 「外国人」と貧困
セーフティネットのない多文化共生社会はありえるのか――外国人の生活保護をめぐる現状と課題[觜本郁]
貧困を強いられる「仮放免者」[大澤優真]
ジェンダー視点からみた外国人と貧困[稲葉奈々子]
外国ルーツの世帯の教育費負担――首都圏の「子どもの生活実態調査」の分析から[山本直子・千年よしみ]
学習支援活動が拡げる「外国につながる子ども」のケイパビリティ――在留資格が子どもたちの将来を奪うことをどこまで許容するのか[丹野清人]
連載 貧困研究への招待【第1回】
「貧困」は古くて新しい、面白いけど難しい[岩田正美]
書評・図書紹介
書評
長田華子・金井郁・古沢希代子編著『フェミニスト経済学――経済社会をジェンダーでとらえる』[北明美]
細井勇・城島泰伸編著『筑豊の生活保護とキリスト教――「制度」か「人間」かをめぐる運動史』[野依智子]
図書紹介
三輪佳子著『生活保護制度の政策決定――「自立支援」に翻弄されるセーフティネット』[永井悠大]
小久保哲郎・猪股正・コロナ災害なんでも電話相談会実行委員会編『コロナ禍3年聴き続けた1万5000の声――電話相談から始まる、未来を創る運動』[阿部彩]
Lisa F. Berkman and Beth C. Truesdale 編著『Overtime』[太田健一]
金川めぐみ著『ひとり親家庭はなぜ困窮するのか――戦後福祉法制から権利保障実現を考える』[田宮遊子]
国内貧困研究情報
貧困研究会 2023年度連続セミナー報告
第12回 可知悠子氏「未就園児とその家庭の抱える課題と支援の方向性」[田中智子]
第13回 川口俊明氏「全国学力・学習状況調査からわかる格差と貧困」[後藤広史]
第14回 宮本太郎氏「『新しい生活困難層』とセーフティネット再編」[五石敬路]
貧困研究会 定例研究会報告
第38回 大山典宏氏「日本の相対的貧困率を考える――米韓にも抜かれ先進国最悪となった現状をどう捉えるか」[五石敬路]
ルース・リスター先生とのワークショップ報告[張思銘・長澤敦士・岡本愛香・陳勝]
貧困研究会第16回研究大会 自由論題 報告要旨
①ホームレス経験者の生活保護利用に伴うスティグマ――大阪市における調査事例から[永井悠大]
②相談事例から見る貧困問題の理解枠組みの転換――欠乏/充足、排除/包摂から不適応/脱出へ[今岡直之]
③特例貸付償還体制の課題――社会福祉協議会へのインタビュー調査からみえてきたもの[角崎洋平]
④在留外国人へのコロナ特例貸付[小関隆志]
⑤「要求者」の運動――1960年代の「生活と健康を守る会」運動に着目して[村上慎司・堅田香緒里・大岡華子・佐々木宏・山内太郎]
⑥中学校給食は、中学生の栄養摂取の格差縮小に貢献しているのか?[田中琴音・吉中季子]
⑦マルトリートメントとジェンダー――子どもと保護者の性別の組み合わせに注目して[川口遼・安藤藍]
⑧母子世帯の生活と社会的ネットワーク――母親の健康状況と追加的なケアに着目して[江楠]
⑨女性の一時生活支援事業利用後の現状と課題――退所後調査から[吉中季子・山内太郎・波田地利子]
⑩最低生計費に関する研究――生計費調査と全消データとの比較から:静岡県最低生計費試算調査の検証[村上英吾・中澤秀一
貧困に関する政策および運動情報 2023年7月~2023年12月[松村智史・吉村さくら]
貧困研究会規約
原稿募集及び投稿規程
投稿原稿執筆要領及び表記方法
『貧困研究』第1号~第31号のデジタルアーカイブ化に関する告示
編集後記
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特集1 貧困と家族・ジェンダーの視点
趣旨説明/全体のまとめ――なぜ家族・ジェンダーの視点が貧困研究に求められているのか[大澤真平]
家族によるケアと貧困――「二次的依存」を切り口にして[保田真希]
生活時間の貧困――家族・ジェンダーの視点[浦川邦夫]
世帯内資源配分から見る貧困――世帯を単位として貧困をとらえることの問題[丸山里美]
コメント1:理論とデータを結び付けた研究の発展を[大石亜希子]
コメント2:フェミニスト経済学との接続を期待[堅田香緒里]
特別講演:貧困の意味――批判的考察[ルース・リスター]
特集2 「外国人」と貧困
セーフティネットのない多文化共生社会はありえるのか――外国人の生活保護をめぐる現状と課題[觜本郁]
貧困を強いられる「仮放免者」[大澤優真]
ジェンダー視点からみた外国人と貧困[稲葉奈々子]
外国ルーツの世帯の教育費負担――首都圏の「子どもの生活実態調査」の分析から[山本直子・千年よしみ]
学習支援活動が拡げる「外国につながる子ども」のケイパビリティ――在留資格が子どもたちの将来を奪うことをどこまで許容するのか[丹野清人]
連載 貧困研究への招待【第1回】
「貧困」は古くて新しい、面白いけど難しい[岩田正美]
書評・図書紹介
書評
長田華子・金井郁・古沢希代子編著『フェミニスト経済学――経済社会をジェンダーでとらえる』[北明美]
細井勇・城島泰伸編著『筑豊の生活保護とキリスト教――「制度」か「人間」かをめぐる運動史』[野依智子]
図書紹介
三輪佳子著『生活保護制度の政策決定――「自立支援」に翻弄されるセーフティネット』[永井悠大]
小久保哲郎・猪股正・コロナ災害なんでも電話相談会実行委員会編『コロナ禍3年聴き続けた1万5000の声――電話相談から始まる、未来を創る運動』[阿部彩]
Lisa F. Berkman and Beth C. Truesdale 編著『Overtime』[太田健一]
金川めぐみ著『ひとり親家庭はなぜ困窮するのか――戦後福祉法制から権利保障実現を考える』[田宮遊子]
国内貧困研究情報
貧困研究会 2023年度連続セミナー報告
第12回 可知悠子氏「未就園児とその家庭の抱える課題と支援の方向性」[田中智子]
第13回 川口俊明氏「全国学力・学習状況調査からわかる格差と貧困」[後藤広史]
第14回 宮本太郎氏「『新しい生活困難層』とセーフティネット再編」[五石敬路]
貧困研究会 定例研究会報告
第38回 大山典宏氏「日本の相対的貧困率を考える――米韓にも抜かれ先進国最悪となった現状をどう捉えるか」[五石敬路]
ルース・リスター先生とのワークショップ報告[張思銘・長澤敦士・岡本愛香・陳勝]
貧困研究会第16回研究大会 自由論題 報告要旨
①ホームレス経験者の生活保護利用に伴うスティグマ――大阪市における調査事例から[永井悠大]
②相談事例から見る貧困問題の理解枠組みの転換――欠乏/充足、排除/包摂から不適応/脱出へ[今岡直之]
③特例貸付償還体制の課題――社会福祉協議会へのインタビュー調査からみえてきたもの[角崎洋平]
④在留外国人へのコロナ特例貸付[小関隆志]
⑤「要求者」の運動――1960年代の「生活と健康を守る会」運動に着目して[村上慎司・堅田香緒里・大岡華子・佐々木宏・山内太郎]
⑥中学校給食は、中学生の栄養摂取の格差縮小に貢献しているのか?[田中琴音・吉中季子]
⑦マルトリートメントとジェンダー――子どもと保護者の性別の組み合わせに注目して[川口遼・安藤藍]
⑧母子世帯の生活と社会的ネットワーク――母親の健康状況と追加的なケアに着目して[江楠]
⑨女性の一時生活支援事業利用後の現状と課題――退所後調査から[吉中季子・山内太郎・波田地利子]
⑩最低生計費に関する研究――生計費調査と全消データとの比較から:静岡県最低生計費試算調査の検証[村上英吾・中澤秀一
貧困に関する政策および運動情報 2023年7月~2023年12月[松村智史・吉村さくら]
貧困研究会規約
原稿募集及び投稿規程
投稿原稿執筆要領及び表記方法
『貧困研究』第1号~第31号のデジタルアーカイブ化に関する告示
編集後記
商品概要
発行元
貧困研究会
発売日
2024/07/31
ページ数
140p
ISBN
978-4-7503-5795-9
セット商品分売可否
単品分売不可
Cコード/ジャンルコード
0336
読者対象/成人指定
指定なし(デフォルト)
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