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黒部の太陽[文庫新版]

木本正次【著】

発行元:信濃毎日新聞社

ジャンル: 文庫文芸

2024/07/10発売

¥ 1,000 (税別)

搬入日(取次):原則週2~3回の搬入となります

黒部の太陽[文庫新版]

木本正次【著】

発行元:信濃毎日新聞社

ジャンル: 文庫文芸

2024/07/10発売

¥ 1,000 (税別)

搬入日(取次):原則週2~3回の搬入となります

内容紹介

電力の確保へ、人跡未踏の秘境の峡谷に浮上した空前のダム計画。成否のカギは貫通する資材・機械の輸送路の確保だが、最大の生命線となる北アルプスを貫く関電トンネル工事は、止めどなく押し寄せる水など、想像を絶する闘いだった――。未知の工事に立ち向かった作業員たちの苦闘の物語。

ノンフィクション小説『黒部の太陽』は、昭和39年(1964)の毎日新聞夕刊での連載、それに続く単行本化(毎日新聞社、講談社各刊)から読み継がれる超ロングセラー。映画『黒部の太陽』(1968年公開、熊井啓監督、三船敏郎・石原裕次郎主演)の唯一の原作本でもあります。平成4年(1992)からは信濃毎日新聞社が文庫版として刊行を続け、24回の増刷を重ねてきました。黒部ダムは現在も観光地として人気があり、メディアでも採り上げられることから、根強い関心を呼んでいます。
32年ぶりとなる刷版リニューアルでは、土井栄画伯による新たに提供された新聞連載時の挿絵約30枚を追加。本文中の地図も作成し直したほか、ダム建設前後の地形図や黒部川電源開発のあゆみ(年表)、主な登場人物リストなど資料も加えました。本文のルビも全面的に見直し、若い人にも読みやすくしました。
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目次

1 神話への出発
2 三正面作戦
3 市民の中で
4 アルプスの横穴
5 地の果てへ
6 作廊、東谷前線
7 白い大敵
8 死生一瞬
9 二つの破砕帯
10 一本の鋲
11 一枚の紙も黒四へ!
12 光あまねき陰に
13 神話の中、人は流れる
紙碑への志 ―あとがき―
(資料)主な登場人物、黒部ダム建設のあらまし、地形図(3枚)
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著者略歴

木本正次【著】

木本正次(きもと・しょうじ)
1912年、徳島県生まれ。35年、毎日新聞社入社、報道部長、ラジオ報道部長、整理部顧問、編集委員、出版局参与などを歴任。在職中から綿密な取材に基づいたノンフィクション小説を執筆し、60年『刀塚』で直木賞候補。『黒部の太陽』は1968年、三船敏郎、石原裕次郎の共演で映画化(監督熊井啓)。主な著書に『反逆の走路 小説豊田喜一郎』『砂の十字架 鹿島人工港ノート』『小説出光佐三 燃える男の肖像』など。95年死去。

土井栄【イラスト】

土井 栄(どい・さかえ)
1916年、山形県生まれ。38年、菊池寛の小説『男子の愛』の挿絵でデビュー以来、新聞・雑誌小説の挿絵画家として活躍し、松本清張『ゼロの焦点』のほか江戸川乱歩、石川達三などの小説も担当。洋画家としては自由美術家協会、主体美術協会で創作を続けた。76年死去。
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商品概要

発行元
信濃毎日新聞社
発売日
2024/07/10
ページ数
392p
判型(実寸)
105mm × 148mm
ISBN
978-4-7840-7436-5
セット商品分売可否
単品分売不可
Cコード/ジャンルコード
0193 / 31
読者対象/成人指定
指定なし(デフォルト)

書誌情報は、弊社ネットショップもご参照ください。https://shinmai-books.com/

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