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異文化間教育ハンドブック

イングリト・ゴゴリン【著】

発行元:明石書店

ジャンル: 事典・辞典人文

2024/01/25発売

¥ 15,000 (税別)

搬入日(取次):基本的には注文受注日から営業日の翌々日に取次様へ搬入いたします。

異文化間教育ハンドブック ドイツにおける理論と実践

イングリト・ゴゴリン【著】

発行元:明石書店

ジャンル: 事典・辞典人文

2024/01/25発売

¥ 15,000 (税別)

搬入日(取次):基本的には注文受注日から営業日の翌々日に取次様へ搬入いたします。

内容紹介

グローバル化にともなう言語・文化・社会の多様性や不均質性がもたらす課題はなにか。ドイツにおける最新かつ最先端の専門的議論を112項目に整理して詳述し、教育分野を中心に異文化間にかかわる問題について体系的かつ網羅的に把握する画期的なハンドブック。
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目次

 序文

 日本語版刊行にあたって



第Ⅰ部 異文化間教育の基本概念と論点



1.1 基本概念

 第1章 文化

 第2章 移住

 第3章 移民

 第4章 エスニシティ

 第5章 マイノリティ

 第6章 統合――包摂

 第7章 同化――文化変容

 第8章 異文化間能力



1.2 議論の展開

 第9章 インターカルチュラリティ―マルチカルチュラリティ―トランスカルチュラリティ

 第10章 ダイバーシティ

 第11章 移住と言語教育

 第12章 移住と宗教

 第13章 移住とジェンダー

 第14章 人種主義と差別

 第15章 移住と人口統計

 第16章 移住と社会化

 第17章 バイカルチュラルなパートナーシップと婚姻



第Ⅱ部 異文化間性へのアプローチ(隣接学問領域)



 第18章 社会学における移住研究

 第19章 政治学の視点

 第20章 コミュニケーション学:移住とメディア

 第21章 文化に対する心理学的観点

 第22章 多言語性

 第23章 異文化間にかかわるドイツ語・ドイツ文学研究

 第24章 移住史研究

 第25章 地理学における異文化間概念

 第26章 経済学における異文化間性

 第27章 さまざまな哲学の視点

 第28章 医療と保健機関における異文化間性

 第29章 民族学と異文化間性

 第30章 カルチュラル・スタディーズとポストコロニアリズム



第Ⅲ部 教育学の研究対象としての異文化間概念



3.1 研究領域別にみる理論的展開

 第31章 異文化間教育

 第32章 比較教育学

 第33章 人間形成研究

 第34章 幼児教育

 第35章 学校教育学

 第36章 学校の質研究

 第37章 学校開発研究

 第38章 授業研究

 第39章 社会教育

 第40章 特殊教育

 第41章 成人教育/継続教育

 第42章 教科書研究



3.2 異文化間教育の理論と取り組み

 第43章 教育の一般的課題としての異文化間教育

 第44章 政治教育における異文化間学習

 第45章 人権教育

 第46章 グローバル学習と持続可能な開発のための教育

 第47章 教育活動における人種主義批判アプローチ



第Ⅳ部 異文化間関係をめぐる政治的・法的課題



4.1 政治

 第48章 移民受入政策・統合政策の教育への影響

 第49章 移民受入政策・統合政策の国際比較

 第50章 EUの教育政策

 第51章 地方自治体の統合政策



4.2 法

 第52章 基本権の保有者としての移民

 第53章 EU域内の移動・居住の自由

 第54章 第三国国民の入国方法

 第55章 避難と庇護

 第56章 滞在資格:安定化、終了、帰化

 第57章 教育修了資格・職業訓練修了資格の承認

 第58章 法的概念としての統合

 第59章 少数者保護

 第60章 学校における移民の子どもの法的問題



第Ⅴ部 異文化間教育の施設と場



5.1 教育施設

 第61章 保育

 第62章 移住社会における学校・学校モデル

 第63章 バイリンガル学校

 第64章 職業教育における異文化間学習

 第65章 市民大学における異文化間教育

 第66章 大学:国際化とダイバーシティ

 第67章 自治体という教育圏と地域の教育ネットワーク



5.2 社会化の空間

 第68章 社会化を担う場としての家族

 第69章 若者とピア

 第70章 教育のパートナーとしての親

 第71章 協会・青少年センター・市民センター

 第72章 若者の交換プログラムと交流活動

 第73章 移民の自己組織

 第74章 統合コース



5.3 文化活動の場

 第75章 異文化の学びの場としての図書館

 第76章 演劇

 第77章 博物館

 第78章 記念碑と追悼の場

 第79章 デジタルメディアと異文化間性

 第80章 デジタル学習日記



第Ⅵ部 保育施設・学校における異文化間教育



6.1 教育政策の枠組みと基本理念

 第81章 保育カリキュラム

 第82章 教育政策目標の設定―カリキュラム―教育スタンダード

 第83章 新規入国の子ども・青少年の統合



6.2 乳幼児期における異文化間教育

 第84章 3歳未満の子どものケアと教育

 第85章 異文化間教育の構想

 第86章 異宗教間学習

 第87章 言語教育



6.3 学習領域・教科

 第88章 一貫した言語教育:教科横断的課題

 第89章 ドイツ語科

 第90章 第二言語としてのドイツ語教育

 第91章 外国語科

 第92章 政治教育

 第93章 歴史教育

 第94章 地理教育

 第95章 事実教授

 第96章 自然科学系科目

 第97章 算数・数学科

 第98章 哲学科・倫理科

 第99章 宗教科・異宗教間授業

 第100章 イスラム教授業

 第101章 寛容教育

 第102章 美術科

 第103章 音楽科

 第104章 スポーツ・体育科



第Ⅶ部 異文化間教育の担い手の養成・資格



 第105章 異文化間トレーナー

 第106章 異文化間・異宗教間の仲裁

 第107章 第二言語としてのドイツ語講師

 第108章 社会教育士

 第109章 成人教育の講師

 第110章 保育士

 第111章 教師

 第112章 大学における異文化間教育科目:追加的学修から修士課程へ



 執筆者一覧

 索引

 訳者解説

 謝辞
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著者略歴

イングリト・ゴゴリン【著】

ハンブルク大学特別教授(国際比較・異文化間教育研究領域)。主たる研究テーマは、多言語性、教育学的アプローチによる移住研究。ハンブルク大学の「教育研究におけるダイバーシティ」(DivER)研究チーム理事を務める。ドルトムント工科大学およびアテネ大学より名誉博士号授与。世界教育学会(WERA)元会長。

ヴィオラ・B・ゲオルギ【著】

ヒルデスハイム大学教授(ダイバーシティ教育領域)。同大学の教育における統合センター「移住社会におけるダイバーシティと民主主義」センター長。ドイツ、カナダ、アメリカ、スウェーデンの複数の大学で学問的なキャリアを重ねた。主たる研究テーマは、ダイバーシティ教育、学校における不均質性、教育メディア、歴史・政治教育、民主主義教育。各種専門家委員会や市民社会組織のアドバイザーとしても活動している。

マリアンネ・クリューガー=ポトラッツ【著】

2010年までミュンスター大学教授。専門は比較教育学。1972年から1988年にかけては東欧を、1979年度以降は異文化間教育を研究対象とした。特に、19世紀以降の異文化間教育の歴史に関心があり、その「長い過去」が1970年代以降のドイツにおける教育学の一分野としての異文化間教育の「最近の歴史」に影響を及ぼし続けていることに注目してきた。近年に刊行された書籍は、イングリト・ゴゴリンとの共著『異文化間教育入門』である。

ドロリト・レンギェル【著】

ハンブルク大学教授(多言語環境における教育学領域)。ケルン大学で治療教育学士、ミュンヘン大学で博士号を取得し、ケルン大学でジュニア・プロフェッサーとなる。ハンブルク大学の「教育研究におけるダイバーシティ」(DivER)研究チーム理事を務める。主たる研究テーマは、保育施設・学校における言語教育、教師・保育者(養成)教育、学習プロセスに沿った多言語による言語診断、異文化間教育。

ウーヴェ・ザントフクス【著】

2008年までドレスデン工科大学教授(初等教育・歴史教育領域)。1982年から1992年までは、ヒルデスハイム大学の異文化間教育領域で教授を務めた。専門分野は、初等教育、歴史教育、異文化間教育。

立花 有希【翻訳】

宇都宮大学国際学部准教授。博士(教育学)。専門は比較教育学。主な業績として、「ドイツにおけるBildungssprache概念の理論的・実践的展開:言語教育を通した包摂に関する一考察」(『ことばと社会』25号、2023年)、「ドイツの就学前教育における移民の子どもの言語発達の評価と支援:ヘッセン州における取組を中心として」(『異文化間教育』45号、2017年)など。

佐々木 優香【翻訳】

筑波大学人文社会系非常勤研究員。博士(社会科学)。専門は日本とドイツにおける移民の社会統合政策や移民第二世代の言語教育。主な著書・論文に「在日ブラジル人の定住化をめぐるディアスポラ政策の展開と実践」(明石純一編著『移住労働とディアスポラ政策』筑波大学出版会、2022年)、「ドイツにおける移民第二世代と出自言語教育に関する一考察:ロシア語授業の事例から」(『移民政策研究』第11号、2019年)がある。

木下 江美【翻訳】

ライプツィヒ大学教育科学部教員。博士(社会学)。専門は、教育思想史、比較教育学、質的人間形成研究。主な著書・論文・訳書に、“Unterrichtsforschung und Unterrichtspraxis im Gespräch: Interkulturelle und interprofessionelle Perspektiven auf eine Unterrichtsstunde”(共編著、Verlag Julius Klinkhardt、2022年)、『図表でみる移民統合OECD/EUインディケータ(2018年版)』(共訳、OECD・EU編著、2020年、明石書店)など。

クラインハーペル 美穂【翻訳】

専門は日本語教育。ドイツのハンブルク大学、ハンブルク工科大学、ハンブルク市民大学、ハンブルク州立図書館で日本語講師を務めている。大阪教育大学卒業。
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商品概要

発行元
明石書店
発売日
2024/01/25
ページ数
648p
ISBN
978-4-7503-5687-7
セット商品分売可否
単品分売不可
Cコード/ジャンルコード
0536
読者対象/成人指定
指定なし(デフォルト)

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