内容紹介
分断と憎悪の時代に隣人を愛する意味を問う
敵となった隣人を助けようと奔走する人々──
忘れてはならない日系人史の大切な一コマ
真珠湾攻撃以降、敵とされた米国在住の十二万人の日系人は国内の強制収容所へと集められた。
家も仕事も財産も、自由も権利も夢も希望も奪われ、失意と絶望にあった日系人を助けた人々とは?
キリスト教プロテスタントのフレンド派、クエーカーの貢献と働きについてのエピソードと評伝をまとめたカリフォルニア在住の日系人牧師が、「隣人を愛するということ」の意味を説く。
(以下、本書より)
「この書は学術論文でもなければ、神学書でもない。ただ、クエーカーや他の団体の愛の働きを、一人でも多くの人々に知ってもらいたいとの一念からまとめ上げたものである。しかも、これは何も私個人の願いというよりも、彼らの貢献を知っている日系人たちの陰の声でもある」
「太平洋戦争勃発に伴い、日本人が次々とFBIに捕らえられはじめた頃から、フレンズがホステルを準備し、集合所に送られる人々を見送り、そこに閉じ込められていた人々を訪問し、学生たちに大学の門戸を開き、スカラシップを与え、収容所から出る時にも再びホステルを開き、安全な住居を見つけるための手助けをし、仕事のあっせんをしてくれたのだった」
「戦時中にもかかわらず、敵である日系人に愛の手を差し伸べたということは、同胞のアメリカ人からも白眼視され、罵倒され続け、命まで脅かされたということである。それでもなお日系人を助けてくれた彼らクエーカーたちも、勇気ある人たちといえまいか」
「他者に対する思いやりであり、他者を助けようとする意欲であり、人種や国家を越えた人間の深い同情であり、平和維持の基盤をもたらす感性であります。このような理由から、今日ノーベル平和賞を授与します」
(1947年、ノーベル平和賞を受賞したアメリカとイギリスのフレンズへの、委員からの言葉)
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敵となった隣人を助けようと奔走する人々──
忘れてはならない日系人史の大切な一コマ
真珠湾攻撃以降、敵とされた米国在住の十二万人の日系人は国内の強制収容所へと集められた。
家も仕事も財産も、自由も権利も夢も希望も奪われ、失意と絶望にあった日系人を助けた人々とは?
キリスト教プロテスタントのフレンド派、クエーカーの貢献と働きについてのエピソードと評伝をまとめたカリフォルニア在住の日系人牧師が、「隣人を愛するということ」の意味を説く。
(以下、本書より)
「この書は学術論文でもなければ、神学書でもない。ただ、クエーカーや他の団体の愛の働きを、一人でも多くの人々に知ってもらいたいとの一念からまとめ上げたものである。しかも、これは何も私個人の願いというよりも、彼らの貢献を知っている日系人たちの陰の声でもある」
「太平洋戦争勃発に伴い、日本人が次々とFBIに捕らえられはじめた頃から、フレンズがホステルを準備し、集合所に送られる人々を見送り、そこに閉じ込められていた人々を訪問し、学生たちに大学の門戸を開き、スカラシップを与え、収容所から出る時にも再びホステルを開き、安全な住居を見つけるための手助けをし、仕事のあっせんをしてくれたのだった」
「戦時中にもかかわらず、敵である日系人に愛の手を差し伸べたということは、同胞のアメリカ人からも白眼視され、罵倒され続け、命まで脅かされたということである。それでもなお日系人を助けてくれた彼らクエーカーたちも、勇気ある人たちといえまいか」
「他者に対する思いやりであり、他者を助けようとする意欲であり、人種や国家を越えた人間の深い同情であり、平和維持の基盤をもたらす感性であります。このような理由から、今日ノーベル平和賞を授与します」
(1947年、ノーベル平和賞を受賞したアメリカとイギリスのフレンズへの、委員からの言葉)
目次
はじめに 3
推薦のことば 11
一章 フレンズの賞賛すべき働き 17
フレンズのはじまり 18
ドイツとの比較で知るフレンズの働き 20
二章 フレンズと日本 25
日本での教育活動のはじまり─新渡戸稲造と河井道 26
戦前の日本での救援活動 30
戦後の日本への復興援助活動 34
「山羊のおじさん」ハーバート・ニコルソン 34
ララ救援物資 38
シュモーの「ハウス・フォー・ヒロシマ」 44
原爆乙女 48
三章 フレンズと日系人 51
日系人への迫害と伝道活動のはじまり 52
日系人とかかわった要因 55
戦争勃発による日系人の動向 56
戦争勃発によるキリスト教諸教会の動向 61
四章 フレンズの日系人救援活動 67
〈フレンズ奉仕団リーダー〉クラレンス・ピケット 68
〈クラレンス・ピケットの義兄〉ギルバート・ボールズ 72
ターミナル・アイランドでの救援活動 77
〈公民権唱道者〉ジョージ・ロス 80
〈日系人の代弁者〉ゴードン・ヒラバヤシ 81
パンとコーヒーの差し入れ 86
強制収容された日系人への救援活動 89
強制収容所の教師たち 98
ヘレン・イーライ・ブリル 98
ジョーゼフ・グッドマン 100
大学入学手続きとスカラシップの付与 102
ホステル開設、仕事と住居のあっせん 108
補償請求の援助活動 115
天皇家の英語教師となったクエーカーたち 123
エリザベス・ヴァイニング 123
エスター・ローズ 128
五章 フレンズのように日系人を助けた人々 135
エメリー・アンドリューズ 136
浅野七之助 136
ウィリアム・アキスリング 138
シャーマン・バーゴイン 140
パトリック・バーン 141
ラルフ・ローレンス・カー 142
シャーロット・デフォレスト 144
ジュリアス・ゴールドウォーター 145
J・フラートン・グレセット 146
エリザベス、キャサリーン・ハンバーガー姉妹 146
アレン・ハンター 147
メリー・ジェッシー 148
スタンレー・ジョーンズ 149
賀川豊彦 150
セシル・ランカスター 152
ヒュー・レイヴリー 152
ラルフ・ラゾー 153
マイク・マサオカ 154
ラルフ・メイベリー 156
ラルフ・スメルツァー 157
六章 隣人を愛するということ 159
静かなヒーローたちへの感謝 160
フレンズこそ真の友 162
敵を愛した人たち 165
本当の敵とは誰のことか 169
己を知り相手を知る 171
汝の隣人を愛せ 174
脚注 178
あとがき 188
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推薦のことば 11
一章 フレンズの賞賛すべき働き 17
フレンズのはじまり 18
ドイツとの比較で知るフレンズの働き 20
二章 フレンズと日本 25
日本での教育活動のはじまり─新渡戸稲造と河井道 26
戦前の日本での救援活動 30
戦後の日本への復興援助活動 34
「山羊のおじさん」ハーバート・ニコルソン 34
ララ救援物資 38
シュモーの「ハウス・フォー・ヒロシマ」 44
原爆乙女 48
三章 フレンズと日系人 51
日系人への迫害と伝道活動のはじまり 52
日系人とかかわった要因 55
戦争勃発による日系人の動向 56
戦争勃発によるキリスト教諸教会の動向 61
四章 フレンズの日系人救援活動 67
〈フレンズ奉仕団リーダー〉クラレンス・ピケット 68
〈クラレンス・ピケットの義兄〉ギルバート・ボールズ 72
ターミナル・アイランドでの救援活動 77
〈公民権唱道者〉ジョージ・ロス 80
〈日系人の代弁者〉ゴードン・ヒラバヤシ 81
パンとコーヒーの差し入れ 86
強制収容された日系人への救援活動 89
強制収容所の教師たち 98
ヘレン・イーライ・ブリル 98
ジョーゼフ・グッドマン 100
大学入学手続きとスカラシップの付与 102
ホステル開設、仕事と住居のあっせん 108
補償請求の援助活動 115
天皇家の英語教師となったクエーカーたち 123
エリザベス・ヴァイニング 123
エスター・ローズ 128
五章 フレンズのように日系人を助けた人々 135
エメリー・アンドリューズ 136
浅野七之助 136
ウィリアム・アキスリング 138
シャーマン・バーゴイン 140
パトリック・バーン 141
ラルフ・ローレンス・カー 142
シャーロット・デフォレスト 144
ジュリアス・ゴールドウォーター 145
J・フラートン・グレセット 146
エリザベス、キャサリーン・ハンバーガー姉妹 146
アレン・ハンター 147
メリー・ジェッシー 148
スタンレー・ジョーンズ 149
賀川豊彦 150
セシル・ランカスター 152
ヒュー・レイヴリー 152
ラルフ・ラゾー 153
マイク・マサオカ 154
ラルフ・メイベリー 156
ラルフ・スメルツァー 157
六章 隣人を愛するということ 159
静かなヒーローたちへの感謝 160
フレンズこそ真の友 162
敵を愛した人たち 165
本当の敵とは誰のことか 169
己を知り相手を知る 171
汝の隣人を愛せ 174
脚注 178
あとがき 188
著者略歴
続きを読む商品概要
発行元
三月社
流通委託先
トランスビュー
発売日
2024/01/30
ページ数
192p
判型(実寸)
188mm × 128mm
ISBN
978-4-9907755-8-2
著者
セット商品分売可否
単品分売不可
Cコード/ジャンルコード
1012 / 13
読者対象/成人指定
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