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世界を文学でどう描けるか

黒川 創【著】

発行元:図書出版みぎわ

ジャンル: 文芸

流通委託先:トランスビュー

2023/03/10発売

¥ 2,400 (税別)

搬入日(直取引):受注締切=平日15:30→当日に発送(翌営業日正午までにステータスを「出荷完了」に変更します)

搬入日(取次):受注締切=平日12:00→注文日の翌営業日に取次搬入(※営業日:月~金[祝日除く])

 

世界を文学でどう描けるか

黒川 創【著】

発行元:図書出版みぎわ

ジャンル: 文芸

流通委託先:トランスビュー

2023/03/10発売

¥ 2,400 (税別)

搬入日(直取引):受注締切=平日15:30→当日に発送(翌営業日正午までにステータスを「出荷完了」に変更します)

搬入日(取次):受注締切=平日12:00→注文日の翌営業日に取次搬入(※営業日:月~金[祝日除く])

 

内容紹介

いま、ここにある「世界」とは、何か
また、どのようにすれば、それを叙述できるのか――
2022年春にロシア軍のウクライナ侵攻が始まったとき、思い起こしたのは20年前に訪れたサハリンで出会った人びととの会話だった。アイヌ、ニヴヒ、ウイルタといった北方先住民族たちと、日本人、中国人、朝鮮人、ロシア人などが時代の流れのなかで移り住み、ともに暮らすサハリンで、自らをエミグレ(亡命者/流亡者)といった一人の女性。作家は、サハリンに生きた人びとの姿を通して、この世界をどうすれば描くことができるかという自問と対峙する。
いなまお続く「終わらない戦争」の時代下で、戦火から逃れ、流浪を余儀なくされる人びとがいる。世界の複雑さを直視し、そこに住むひとりひとりの生活を見つめること、想像すること。そこから、かすかではあるが、小さな光明としての、言葉が、文学がたち現れる。
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目次

1 私がサハリンに行ったとき
2 ユジノサハリンスク
3 ポロナイスク
4 オハ
5 二〇年後の世界
6 『フランケンシュタイン』は、世界をどう描いたか
7 ヴィノクロフのこと
8 オタスからの世界
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著者略歴

黒川 創【著】

作家。1961年京都市生まれ。同志社大学文学部卒業。1999年、初の小説『若冲の目』刊行。2008年『かもめの日』で読売文学賞、13年刊『国境[完全版]』で伊藤整文学賞(評論部門)、14年刊『京都』で毎日出版文化賞、18年刊『鶴見俊輔伝』で大佛次郎賞を受賞。主な著作に、『もどろき』『暗殺者たち』『岩場の上から』『暗い林を抜けて』『ウィーン近郊』『旅する少年』『彼女のことを知っている』などがある。
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商品概要

発行元
図書出版みぎわ
流通委託先
トランスビュー
発売日
2023/03/10
ページ数
192p
ISBN
978-4-911029-00-8
セット商品分売可否
単品分売不可
Cコード/ジャンルコード
0095 / 01
読者対象/成人指定
指定なし(デフォルト)

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