ウィメン・ウォリアーズ はじめて読む女戦記
内容紹介
古今東西の女戦士たちを描き直し、女性不在の戦史に終止符を――。
フェミニスト歴史家が、古代から現代までの正史を痛烈に皮肉り、
鋭く、ユーモアに満ちた筆で〈消費〉も〈偏見〉も〈語りにくさ〉も蹴とばす。
私たちが知らない戦争の女性史を、いま。
――「ダブルスタンダードとは、生きている人間だけではなく、遠い昔に死んだ人間にも適用されるようだ」(コラム4「考古学界のダブルスタンダード」より)
最新の考古学の知見も交えながら、女戦士を通じた社会の姿も問いかけていく。
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フェミニスト歴史家が、古代から現代までの正史を痛烈に皮肉り、
鋭く、ユーモアに満ちた筆で〈消費〉も〈偏見〉も〈語りにくさ〉も蹴とばす。
私たちが知らない戦争の女性史を、いま。
――「ダブルスタンダードとは、生きている人間だけではなく、遠い昔に死んだ人間にも適用されるようだ」(コラム4「考古学界のダブルスタンダード」より)
最新の考古学の知見も交えながら、女戦士を通じた社会の姿も問いかけていく。
目次
序章「女は戦わない」
ごくわずかな例外?/最古の女戦士/時間と空間の境を越えて
第1章 ママを侮るな
子を守る/そなたを血に飽かせてしんぜよう――女王トミュリス/反旗を翻す女王ブーディカ/インドと子のために戦った王妃ラクシュミー
第2章 父の娘
反乱軍を率いて父を救った平陽公主/父の足跡をたどって――男装のロシア将校ナジェージダ・ドゥーロワ/勇敢な尼僧――チベットのレムダ・パチェン
コラム1●母の娘
第3章 暴れまわる寡婦たち
寡婦だって百人百様/ローマ帝国に挑んだ「アラブの女王」マヴィア/踊り子から司令官へ――ベーグム・サムルー/8万の手下を率いた中国の海賊、鄭一嫂
第4章 チェス最強の駒―クイーン―
「王の妻」か「女の王」か?/ペルシア海軍唯一の女性、アルテミシア一世/ヴァイキングと奮闘した「マーシアの貴婦人」エセルフリーダ/「母の娘」再び――西アフリカのアミナ女王/「不幸な王妃キャサリン」???/狡猾で、抜け目ない女傑(ヴィラゴ)ンジンガ
コラム2●偉大な女伯爵(グラン・コンテッサ)マティルダ
第5章 古今東西の「ジャンヌ・ダルク」たち
革命の時代/「ベトナムのジャンヌ・ダルク」徴姉妹/植民地支配に徹底抗戦したフアナ・パディーリャ/ギリシャ独立を夢見た女提督ブブリナ/ジャンヌに憧れロシア帝国と戦ったエミリア・プラテル/米政府に抗った先住民 ――「バッファロー・カーフ・ロード・ウーマン」
第6章 包囲戦の女たち
城壁の上で、そして、街角で/防衛線で暴れた「元気な」中年女/手斧のジャンヌ/大砲でナポレオン軍を退却させた「サラゴサの乙女」/世界各地の「女の城」/武器と悪態とで独立戦を演じた「ブラック・アグネス」
コラム3●「モリー・ピッチャー(水差しのメアリー)」たち
第7章 男装、それぞれの事情
なぜ、男装して入隊したのか?/「元奴隷」から「男装兵」へ――キャセイ・ウィリアムス/なぜ女性であることがバレたのか?/4か国から受勲したセルビアのミルンカ・サヴィッチ/「男性」として生きた後に…
第8章 男装のいらない世界で
サムライ・ウーマン/ダホメ王国の「王の妻」たちと女戦士団/ロシア婦人決死隊「バタリオン」
コラム4●考古学界の「ダブルスタンダード」
終章 ごくわずかな例外?
謝辞
読書案内のための地図と資料
日本語参考文献
索引
著者・訳者プロフィール
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ごくわずかな例外?/最古の女戦士/時間と空間の境を越えて
第1章 ママを侮るな
子を守る/そなたを血に飽かせてしんぜよう――女王トミュリス/反旗を翻す女王ブーディカ/インドと子のために戦った王妃ラクシュミー
第2章 父の娘
反乱軍を率いて父を救った平陽公主/父の足跡をたどって――男装のロシア将校ナジェージダ・ドゥーロワ/勇敢な尼僧――チベットのレムダ・パチェン
コラム1●母の娘
第3章 暴れまわる寡婦たち
寡婦だって百人百様/ローマ帝国に挑んだ「アラブの女王」マヴィア/踊り子から司令官へ――ベーグム・サムルー/8万の手下を率いた中国の海賊、鄭一嫂
第4章 チェス最強の駒―クイーン―
「王の妻」か「女の王」か?/ペルシア海軍唯一の女性、アルテミシア一世/ヴァイキングと奮闘した「マーシアの貴婦人」エセルフリーダ/「母の娘」再び――西アフリカのアミナ女王/「不幸な王妃キャサリン」???/狡猾で、抜け目ない女傑(ヴィラゴ)ンジンガ
コラム2●偉大な女伯爵(グラン・コンテッサ)マティルダ
第5章 古今東西の「ジャンヌ・ダルク」たち
革命の時代/「ベトナムのジャンヌ・ダルク」徴姉妹/植民地支配に徹底抗戦したフアナ・パディーリャ/ギリシャ独立を夢見た女提督ブブリナ/ジャンヌに憧れロシア帝国と戦ったエミリア・プラテル/米政府に抗った先住民 ――「バッファロー・カーフ・ロード・ウーマン」
第6章 包囲戦の女たち
城壁の上で、そして、街角で/防衛線で暴れた「元気な」中年女/手斧のジャンヌ/大砲でナポレオン軍を退却させた「サラゴサの乙女」/世界各地の「女の城」/武器と悪態とで独立戦を演じた「ブラック・アグネス」
コラム3●「モリー・ピッチャー(水差しのメアリー)」たち
第7章 男装、それぞれの事情
なぜ、男装して入隊したのか?/「元奴隷」から「男装兵」へ――キャセイ・ウィリアムス/なぜ女性であることがバレたのか?/4か国から受勲したセルビアのミルンカ・サヴィッチ/「男性」として生きた後に…
第8章 男装のいらない世界で
サムライ・ウーマン/ダホメ王国の「王の妻」たちと女戦士団/ロシア婦人決死隊「バタリオン」
コラム4●考古学界の「ダブルスタンダード」
終章 ごくわずかな例外?
謝辞
読書案内のための地図と資料
日本語参考文献
索引
著者・訳者プロフィール
著者略歴
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発行元
花束書房
流通委託先
トランスビュー
発売日
2022/08/01
ページ数
276p
判型(実寸)
210mm × 148mm
ISBN
978-4-9912489-0-0
セット商品分売可否
単品分売不可
Cコード/ジャンルコード
0022 / 14
読者対象/成人指定
指定なし(デフォルト)