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笑いの方法

後藤明生【著】

発行元:つかだま書房

ジャンル: 文芸

流通委託先:トランスビュー

2019/02/05発売

¥ 3,700 (税別)

搬入日(直取引):■受注締切=平日15:30→当日に発送(翌営業日正午までにステータスを「出荷完了」に変更します)

搬入日(取次):■受注締切=平日17:00→翌々営業日に八木書店(さらに翌々営業日までにトーハン、日販などへ)

笑いの方法 あるいはニコライ・ゴーゴリ【増補新装版】

後藤明生【著】

発行元:つかだま書房

ジャンル: 文芸

流通委託先:トランスビュー

2019/02/05発売

¥ 3,700 (税別)

搬入日(直取引):■受注締切=平日15:30→当日に発送(翌営業日正午までにステータスを「出荷完了」に変更します)

搬入日(取次):■受注締切=平日17:00→翌々営業日に八木書店(さらに翌々営業日までにトーハン、日販などへ)

内容紹介

後藤明生「没後」20年、ゴーゴリ「生誕」210年! ゴーゴリ作品の真髄である「笑い」に迫った名著が、大幅な増補&新装版で蘇る。新版特典として、後藤が翻訳したゴーゴリの『鼻』と恩師・横田瑞穂氏と共訳した『外套』を初再録。伝説の名訳が完全版で掲載されるのは実に40年ぶり! 「われわれは皆ゴーゴリの『外套』から出て来た」というドストエフスキーの名文句の真意とは何か? 他者を笑う者は他者から笑われる!?——。これまで誤解され続けたゴーゴリの「笑い」を大胆に刷新する、後藤の孤軍奮闘ぶりをご覧あれ!
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目次

目次
第一章◎墓碑銘
 わが苦き言葉もて人々は笑うなり
第二章◎笑いの方法
 一、消滅と出現
 二、謎としての現実
 三、素材の変形
 四、関係のグロテスク
 五、夢のリアリズム
 六、恥辱と変身
 七、逃げる人
 八、失われた外套を求めて
 九、不思議な戯曲
 十、人に語れない思想
第三章◎ペテルブルグの迷路
 一、「笑い地獄」の頃
 二、立場と文体
 三、悲劇と怪談と喜劇
 四、幻想とリアリズム
 五、ズレの拡大
 六、実作と弁明の乖離
 七、永遠なる不思議
第四章◎さまよえるロシア人
 ヨソ者の目
 幾つかの問題
 翻訳余話
 「何故」だかわからない喜劇
 返って来た卒論
 ゴーゴリとドストエフスキー
第五章◎方法としての喜劇
 小説の構造
 噂の構造

ニコライ・ヴァシーリエヴィチ・ゴーゴリ年譜
後記

巻末付録① 「鼻」 ニコライ・ゴーゴリ 後藤明生:訳
巻末付録② 「外套」 ニコライ・ゴーゴリ 横田瑞穂・後藤明生:共訳
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著者略歴

後藤明生【著】

後藤明生|ごとう・めいせい(1932年4月4日~1999年8月2日)
小説家。1932年4月4日、朝鮮咸鏡南道永興郡永興邑生まれ。敗戦後、旧制福岡県立朝倉中学校に転入。早稲田大学第二文学部露文学科卒。在学中の1955年、「赤と黒の記録」が全国学生小説コンクールに入選、「文藝」に掲載。卒業後、博報堂を経て平凡出版に勤務。1962年、「関係」で文藝賞佳作。1967年、「人間の病気」で芥川賞候補。翌年、専業作家に。1977年、『夢かたり』で平林たい子文学賞、1981年、『吉野大夫』で谷崎潤一郎賞、1990年、『首塚の上のアドバルーン』で芸術選奨文部大臣賞を受賞。1989年、近畿大学文芸学部の設立にあたり教授に就任。1993年より同学部長を務めた。1999年8月2日、逝去。

横田瑞穂【翻訳】

横田瑞穂|よこた・みずほ(1904年〜1986年2月19日)
ロシア文学者。元早稲田大学名誉教授。北海道函館市出身。早稲田大学露文科卒。井伏鱒2に師事し戦時中は情報局嘱託となる。1949年から母校の教員となり、教授として五木寛之や後藤明生を教えた。1974年に定年退職。ミハイル・ショーロホフ『静かなドン』の翻訳で知られる。ほかにゴーリキー、ゴーゴリなどの翻訳がある。1986年2月19日、逝去。
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商品概要

発行元
つかだま書房
流通委託先
トランスビュー
発売日
2019/02/05
ページ数
336p
判型(実寸)
210mm × 148mm
ISBN
978-4-908624-06-3
セット商品分売可否
単品分売不可
Cコード/ジャンルコード/ キーワード
0098
読者対象/成人指定
指定なし(デフォルト)

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